大学受験対策いつから始める?学年・時期別の勉強のポイント
大学受験勉強を始める時期は早ければ早い方が有利です。ただ、始めるのが遅いからといって志望校合格をあきらめるのはまだ早いです。また、時期によって最適な勉強方法は変わります。高1~高3冬まで、時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介します。
山形大学入試科目別対策
引用元:山形大学ホームページ
※調査概要:2025/6/13–7/18、インターネット調査、対象=大学受験で子供が教育サービスを利用した保護者 n=475。表示比率は「安い・やや安い・妥当」合計。

山形大学の科目別の入試傾向をもとにした各科目の勉強法や対策のポイント
山形大学合格を目指す方向けに、各入試科目の入試傾向から各科目の勉強法と対策のポイントをより詳細に解説。山形大学対策のオーダーメイドカリキュラムの詳細についても案内しています。
外国語は、医学部・人文社会科学部・教育学部で共通性のある大学内共通問題です。医学部では、医学科一般枠と看護学科で配点が200点とされ、医学科では理科・数学と同じ比重、看護学科では前期日程の筆記の中心科目として扱われます。
人文社会科学部では、コースによって外国語の比重が大きく異なります。人間文化コースは100点、グローバル・スタディーズコースは400点、総合法律・地域公共政策・経済・マネジメントコースは300点です。特にグローバル・スタディーズコースでは二次試験のすべてを占める最重要科目となるため、読解と英作文の完成度が合否に直結します。
教育学部では、小学校教員養成コース、中学校教員養成コース、心理支援系教員養成コースでそれぞれ200点です。小学校教員養成コースでは総合問題と並ぶ主力科目、中学校教員養成コースでは総合問題との選択科目、心理支援系教員養成コースでは二次試験の中心科目として位置づけられます。
試験時間はいずれも90分で、指定科目は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰです。配点差はありますが、共通して長文読解、語彙・表現、和訳、内容把握、英作文までを総合的に仕上げる必要があります。
令和7年度の出題では、エッセイを素材に語彙・表現を正確に把握し、テクスト内容を深く理解する問題と、新聞の意見記事を素材に内容理解と英作文を問う問題が示されています。設問には、語句の意味、下線部和訳、内容正誤判定、要約的理解、自分の意見を英語で述べる英作文が含まれます。
この外国語では、単語の意味を追うだけでなく、パラグラフ構成に沿って本文全体の論旨をつかむ力が重視されます。一文ごとの訳に引きずられると、段落全体の役割や筆者の主張、指示語のつながりを見失いやすくなります。主張、具体例、対比、結論がどこに置かれているかを意識して読むことが重要です。
また、読解と英作文がつながっている点も特徴です。本文内容を踏まえたうえで、自分の意見を55語から65語程度、または設問に応じた英文で論理的に表現する力が求められます。難しい表現を使うよりも、結論、理由、具体例が明確で、文法的に崩れない英文を書くことが得点につながります。
失点しやすいのは、細部の語句に時間を使いすぎて、本文全体の骨格をつかめないパターンです。内容把握や和訳では、単語の置き換えだけでなく、主語、述語、修飾関係、指示語の中身を正確に押さえる必要があります。
英作文では、一般論だけを書いたり、主張と理由のつながりが弱かったりすると得点が伸びにくくなります。医学部では読解と英作文を理科・数学と同じ200点科目として安定させ、人文社会科学部の高配点コースでは英語運用力全体を得点源にし、教育学部では教員・支援者を目指す立場として、短く筋道の通った英語表現を身につけることが大切です。
まず、英文を読んだら各段落の役割を日本語で一行ずつ整理しましょう。主張、例示、対比、結論のどれに当たるかを確認すると、本文全体の流れをつかみやすくなり、内容把握や要約的理解の精度が上がります。
次に、和訳や内容把握の練習では、主語、動詞、目的語、修飾関係、指示語の中身を確定させてから日本語に直します。特に下線部和訳では、下線部だけを訳すのではなく、前後の文脈で何を指しているのか、どの論理関係の中にあるのかを確認することが必要です。
語彙・表現は、単独で暗記するだけでなく、本文中でどのように機能しているかまで確認します。語句の意味、接続表現、対比表現、因果関係を文脈の中で押さえると、内容正誤判定や要約問題で根拠を探しやすくなります。
英作文は、結論、理由、具体例の順に骨格を作ってから書く練習を重ねます。55語から65語程度の語数指定では、前置きに字数を使いすぎず、最初の一文で立場を示し、次に理由と具体例を簡潔につなげると、論理が見えやすくなります。
医学部志望者は、読解と英作文を同じ比重で仕上げることが重要です。看護学科志望者は、90分で英語1科目を確実にまとめる力が二次攻略の中心になります。人文社会科学部では、コースごとの配点差を意識し、特にグローバル・スタディーズコースや外国語選択の募集単位では、英作文まで含めて高得点を狙う学習が必要です。
教育学部志望者は、外国語の読解と表現を、将来の教育・支援の場で使う言語運用力として捉えると学習に一貫性が出ます。小学校教員養成コースでは総合問題との両立、中学校教員養成コースでは選択科目としての得点安定、心理支援系教員養成コースでは二次試験の中心科目として、短時間で読み、根拠を押さえ、書き切る型を早めに作りましょう。
医学科一般枠と理学部の数学は、大学内共通数学のうち第1問・第3問・第4問・第5問を解答する構成です。医学科一般枠では個別テストにおける配点が200点で、理科・外国語と同じ比重です。理学部では、前期で数学を選んだ場合、配点300点の二次試験すべてをこの科目が占めます。
試験時間は120分です。出題範囲は数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B・数学Cで、数学Bは数列、数学Cはベクトル、平面上の曲線と複素数平面までが指定されています。数学Ⅲまで含むため、微積分や複素数平面を含めた幅広い記述力が必要です。
令和7年度は、場合の数と確率、平面図形、数列、関数と面積の処理を含む問題が並びました。標準的な範囲の理解を前提にしつつ、複数の手順をつないで解答へ進める問題が中心です。
確率、微積分、ベクトル、数列、複素数平面を横断して処理する力が求められます。単元ごとの典型解法を覚えるだけではなく、条件を読み取り、式の意味を確認しながら最後まで記述する力が重要です。
失点しやすいのは、前半の処理で符号や係数を崩し、そのまま後続の設問まで失点が連鎖するパターンです。また、図形や数列の問題で条件整理を答案に残さず式へ入ると、考え方が合っていても部分点を取り切れません。
まず、数学ⅠA・ⅡBC・Ⅲの標準問題を単元別に固めたあと、120分で4題を解く通し演習へ移りましょう。医学科では200点科目として、理学部では300点科目として、時間内に答案を完成させる力が得点を左右します。
確率、微分積分、図形とベクトル、数列、複素数平面を重点単元として、途中の条件整理を答案に残す練習を行います。最終結果だけでなく、どの条件からどの式を立てたのかが見える答案の方が安定して得点になります。
解き直しでは、正解した問題も含めて、論理の飛躍や条件漏れがないかを確認してください。医学科・理学部の数学では、解法を知っているだけでなく、再現性の高い答案を安定して作れるかどうかが差になります。
工学部の数学は、情報・エレクトロニクス学科、機械システム工学科、システム創成工学科で課される工学部固有問題です。個別テストにおける配点は400点で、理科と同じ配点の二次試験中心科目です。
試験時間は120分です。出題範囲は数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B・数学Cで、数学Aは図形の性質と場合の数と確率、数学Bは数列と統計的な推測、数学Cはベクトル、平面上の曲線と複素数平面までが含まれます。
令和7年度は4題構成で、ベクトル、円と直線、不等式、数列、複素数平面、有理関数の微分と面積までを含む構成でした。標準的な数学Ⅲまでの内容を土台に、図形、数列、複素数平面、微積分を横断して処理させる傾向です。
典型解法の暗記だけでは足りず、条件整理から計算、結論までを一続きでまとめる力が求められます。数学400点の比重が大きいため、難問を一問当てるより、標準からやや発展までを崩さず答案にする安定感が重要です。
失点しやすいのは、前半の計算処理を急ぎ、符号や係数を落として後続の設問まで連鎖的に崩すパターンです。また、複素数平面や関数の問題で、途中の変形理由や条件整理を省くと、考え方が合っていても得点を取り切れません。
まず、数学Ⅲを含む標準問題を単元別に固めたあと、120分で4題を解く通し演習へ移ってください。数学400点の試験では、解法知識だけでなく、時間内に答案を完成させる力が重要です。
ベクトル、数列、複素数平面、微積分を重点分野として、途中式を省きすぎない練習を重ねましょう。何を使ってその式変形をしたのかが答案に残ると、部分点を確保しやすくなります。
正解した問題でも、論理の飛躍がないかを見直すことが大切です。数学と理科を並行して仕上げる学科では、数学を得点源に変えるために、再現性の高い答案を安定して作れる状態まで持っていく必要があります。
人文社会科学部の総合法律、地域公共政策、経済・マネジメントコースでは、数学または外国語のどちらか1教科を出願時に選択して受験します。数学を選ぶ場合、個別テストにおける配点は300点です。
この数学は大学内共通問題で、前期日程の数学は人文社会科学部・理学部・医学部・農学部を対象とする共通問題として扱われます。人文社会科学部受験者は第1問、第2問、第3問の3題を解く構成です。
試験時間は90分で、出題範囲は数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B・数学Cです。数学Bは数列、数学Cはベクトルが出題範囲で、数学Ⅲを含まない点が特徴です。
令和7年度は、場合の数と確率、微分・積分、図形と計量、ベクトルといった標準分野を組み合わせて処理する設計でした。高校数学の重要な概念に関する標準的な問題を通して、基礎的事項の理解度、数学的思考力、計算力を評価する傾向です。
難問奇問より、教科書から標準問題の範囲をどこまで正確に使えるかが重視されます。人文社会科学部受験者は第1問から第3問を解答するため、確率、微積分、図形・ベクトルの処理力を優先して整えるのが有効です。
失点しやすいのは、確率や場合分けの問題で、条件整理を言葉で確認しないまま計算へ入るパターンです。標準問題でも整理の粗さがそのまま失点になります。図形やベクトルでも、図を描かず式だけで進めると設定の取り違えが起こりやすくなります。
まず、数学ⅠA・ⅡBCの標準問題を単元別に固めたあと、90分で大問3題を解く演習へ移りましょう。選択教科300点の試験なので、解けることだけでなく、時間内に答案をまとめることが重要です。
確率、微分積分、図形と計量、ベクトルを重点単元として、途中の条件整理を答案に残す練習を行ってください。最終結果だけでなく、考え方が見える答案の方が安定して得点になります。
正解した問題でも、どの条件を使って解いたかを確認しましょう。総合法律、地域公共政策、経済・マネジメントコースでは、選択した1教科300点を取り切ることが大切なので、再現性の高い解き方へ整える必要があります。
農学部の数学は大学内共通問題で、農学部受験者は第1問、第2問、第3問、第4問を解答する構成です。個別テストにおける配点は300点で、農学部前期では数学を選んだ時点でこの科目が二次試験のすべてになります。
試験時間は120分です。出題範囲は数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B、数学Cで、数学Bは数列、数学Cはベクトルが出題範囲です。数学Ⅲは含まれず、数学ⅠA・ⅡBCの標準分野を幅広く処理する力が求められます。
令和7年度の問題冊子では、農学部受験者は4題を解く形式でした。場合の数と確率、微分と積分、図形と計量、ベクトル、数列を土台に、標準的な内容を順に処理させる構成です。
高校数学の重要な概念に関する標準的な問題を通して、基礎的事項の理解度、数学的思考力、計算力が問われます。難問奇問よりも、教科書から標準問題の範囲をどこまで正確に使えるかが重視されます。
失点しやすいのは、確率や場合分けの問題で条件整理を十分に書かないまま計算へ入るパターンです。また、図形やベクトルの問題で図を描かずに式だけで進めると、設定の取り違えが起こりやすくなります。
まず、数学ⅠA・ⅡBCの標準問題を単元別に固めたあと、120分で4題を解く通し演習へ移ってください。農学部の数学では、解法を知っていることより、時間内に答案を完成させることが重要です。
確率、微分積分、図形と計量、ベクトル、数列を重点単元として、途中の条件整理を答案に残す練習を行いましょう。最終結果だけでなく、考え方が見える答案の方が安定して得点になります。
正解した問題でも、どの条件を使って解いたかを確認してください。農学部前期で数学を選ぶなら、300点科目として再現性の高い解き方へ整える必要があります。
人文社会科学部人間文化コースの国語は、人文社会科学部固有問題です。個別テストにおける配点は300点で、人間文化コースでは二次試験の中心科目となり、外国語よりも重い主力科目です。
試験時間は90分です。指定科目は現代の国語、言語文化、文学国語で、言語文化と文学国語の出題範囲は近代以降の文章です。古文・漢文ではなく、近現代の文章を正確に読み、比較し、記述する力が問われます。
令和7年度の出題の意図では、大問一で2種類の論理的文章を比較する問題、大問二で文学的文章とそれに対する評論を比較する問題が示されています。漢字や文法を含む言語知識も問われるため、読解だけに偏らない対策が必要です。
国語では、論理的文章と文学的文章の両方を扱い、複数のテキストを比較しながら内容を分析する力が重視されます。文章を一つだけ読んで答えるのではなく、異なる視点や論拠を見比べ、それぞれの主張や役割を整理する力が求められます。
論理的文章では、各文章の主張、根拠、対立する考え、結論を比較する設問に注意が必要です。似たテーマを扱っていても、筆者の立場や問題意識が異なる場合があるため、本文ごとの論理の流れを分けて読むことが重要です。
文学的文章では、人物の心情や場面の変化を、本文中の表現や行動を根拠に読み取る力が問われます。さらに、その文学的文章に対する評論をあわせて読む形式では、作品本文と評価文の対応関係を押さえる必要があります。
記述では、本文の根拠を踏まえて自分の考えを伝える力まで見られます。本文の要点を抜き出すだけでなく、設問が求める観点に沿って、結論、理由、具体的根拠を整理した答案にすることが大切です。
失点しやすいのは、二つの文章の違いや対応関係を整理せずに読み進め、比較型の設問で論点を外すパターンです。また、文学的文章で印象だけを追い、本文中の表現や場面の変化を根拠にしない答案も得点が伸びにくくなります。
評論文を読むときは、各段落の役割を一行でまとめましょう。二つの文章を比較する場合は、主張、根拠、視点の違いを並べて整理します。比較の軸が見えるようになると、設問で何を問われているかを判断しやすくなります。
文学的文章では、人物の心情を感覚だけで捉えず、表現、行動、会話、場面転換を根拠に整理します。評価文や評論と本文を対比して読む練習まで行うと、令和7年度型の出題に対応しやすくなります。
漢字や文法などの言語知識は、短時間で確実に処理できるようにしておきます。知識問題で時間をかけすぎると、比較読解や記述に使う時間が不足するため、日常的に確認して得点源にすることが大切です。
記述演習では、答案を書く前に本文の根拠を先にメモします。そのうえで、結論、理由、具体化の順で答案を作ると、本文から離れた感想文になりにくくなります。
90分演習では、大問ごとに読む時間、比較整理の時間、記述の時間を分けて進めましょう。国語300点の科目なので、読めることだけでなく、採点される答案として再現できることを重視する必要があります。
物理は、医学部医学科一般枠と理学部で共通する大学内共通問題です。医学科一般枠では理科2科目選択の一つとして課され、個別テストにおける配点は200点です。数学・外国語と同じ比重で合否に関わるため、理科の中の一選択科目としてだけでなく、総合点を支える主要科目として仕上げる必要があります。
理学部では、前期で物理を選んだ場合、この科目が二次試験のすべてを占め、個別テストにおける配点は300点です。物理1科目で得点を作る形式になるため、標準問題を確実に解く力に加えて、答案として筋道を示す力が重要になります。
試験時間は120分です。医学科では物理・化学・生物の3科目から2科目を選択して解答し、理学部では物理基礎・物理を指定科目として解答します。令和7年度は、ばねと単振動、電場とローレンツ力、理想気体と熱力学第一法則を扱う大問で構成されていました。
物理では、標準的な物理法則を具体的な設定へ正確に適用できるかが中心になります。力学・電磁気・熱の典型テーマであっても、図示、条件整理、立式、計算の流れが乱れると得点しにくい構成です。
令和7年度の出題の意図では、ばねの力の性質、単振動、力のつりあい、電場と電気力、ローレンツ力、理想気体の状態方程式、気体がする仕事、内部エネルギー、熱力学第一法則に関する理解度が問われています。公式を覚えているだけではなく、状況に応じて法則を選び、物理量の関係を数式で表す力が必要です。
設問は段階的に並ぶため、前半の理解不足が後半の記述や計算に響きやすくなります。単振動では力の向きや基準、電磁気では電場・電気力・ローレンツ力の向き、熱では仕事と熱量の符号を最初に整理することが重要です。
失点しやすいのは、向きや基準を決めないまま式へ入るパターンです。特に力学や電磁気では、図を描かずに処理を進めると、符号や条件の取り違えが起こりやすくなります。
また、計算結果だけを急いで書き、途中の関係式や理由を省く答案も得点を取り切れません。医学科でも理学部でも、最終結果だけでなく、どの物理量の関係をどう置いたかが答案に見えることが必要です。
まず、力学・電磁気・熱の標準問題を、図示、法則選択、立式、計算の順で必ず処理しましょう。この手順を固定すると、本番でも問題設定に引きずられにくくなります。
力学では、ばね、単振動、力のつりあいを中心に、基準位置、正の向き、復元力、エネルギーの関係を図に書き込みます。電磁気では、電場、電気力、ローレンツ力の向きを整理し、力の大きさだけでなく運動への影響まで説明できるようにします。
熱分野では、理想気体の状態方程式、気体がする仕事、内部エネルギー、熱力学第一法則をセットで扱います。状態変化ごとに、圧力、体積、温度、仕事、熱量を表にすると、符号や条件の取り違えを減らせます。
医学科志望者は、理科2科目を120分で解く前提で時間配分を決め、物理に使う時間を演習のたびに一定にしましょう。2科目選択では、一科目に時間を使いすぎない感覚が重要です。
理学部志望者は、120分で物理1科目を解く前提で、途中式を残す答案練習を重ねます。300点科目として、最終値だけでなく考え方が見える答案を作れるかが得点の安定につながります。
解き直しでは、計算ミスの確認だけで終えず、なぜその法則を使うのかを言葉で説明してください。理解の浅いまま演習量だけを増やすより、立式の再現性を高める方が得点は安定します。
工学部の物理は、工学部固有問題です。高分子・有機材料工学科、化学・バイオ工学科、情報・エレクトロニクス学科、機械システム工学科、システム創成工学科で、理科選択の一つとして使えます。
個別テストにおける配点は400点です。工学部では数学と並ぶ高配点科目であり、物理を選択する場合は二次試験の中心科目として扱う必要があります。
試験時間は120分です。個別テストでは、物理基礎・物理、化学基礎・化学、または生物基礎・生物を含む選択の中から、各学科の指定に従って理科1科目を試験当日に選びます。
令和7年度の工学部物理は3問構成で、剛体にはたらく力とモーメント、平面内の質点運動、電場と電位、気体分子の熱運動と気体の性質を扱う構成でした。力学だけでなく、電磁気と熱まで含めて基礎事項の理解と運用を問う設計です。
工学部の物理では、基礎法則を具体的な設定へ正確に適用できるかが中心です。図示、条件整理、立式、計算を順につなぐ力が必要で、公式の暗記だけでは対応しきれません。
出題の意図でも、さまざまな運動、電気、気体の性質に関する基礎事項の理解度と、それを数式で正しく記述し解析する力が問われています。定番分野を深く理解し、場面ごとに使い分ける準備が重要です。
剛体や円運動の問題では、力の向き、作用点、モーメントの基準を明確にしないと、式全体が崩れます。電場と電位では、力とエネルギーの関係を区別し、気体分子や熱の問題では、状態変化と物理量の対応を整理する必要があります。
失点しやすいのは、向きや基準を最初に決めないまま式に入ることです。剛体や円運動の問題では、図を描かずに処理すると途中で条件を取り違えやすくなります。
また、立式できても途中の関係式を省きすぎると、考え方が合っていても点を取り切れません。工学部の物理では、最終結果だけでなく、物理量の関係をどう置いたかが答案に見えることが必要です。
まず、力学・電磁気・熱の標準問題を、図示、法則選択、立式、計算の順で必ず処理してください。この手順を固定すると、本番でも問題設定に引きずられにくくなります。
力学では、剛体のつりあい、モーメント、円運動、平面内の運動を重点的に演習します。力の矢印、作用点、回転の中心、加速度の向きを図に示してから式を立てる習慣をつけましょう。
電磁気では、電場、電位、電気力、エネルギーの違いを整理します。電場の向き、電荷の符号、電位差の関係を図に書き込み、式の意味を確認しながら計算します。
熱分野では、気体分子の熱運動、状態方程式、内部エネルギー、仕事を一つの流れで復習します。問題ごとに、どの状態量が変化し、どの法則を使うのかを言葉で説明できるようにすると、初見の設定にも対応しやすくなります。
理科1科目を120分で解く前提で時間感覚を整え、途中式を残す答案練習を行いましょう。理科400点の学科では、考え方が見える答案の方が安定して点になりやすくなります。
解き直しでは、計算の訂正だけで終えず、なぜその法則を使うのかを言葉で確認してください。基礎概念の理解が固まると、同じ120分でも答案の再現性が上がります。
理科(化学)は、理学部・医学部・工学部・農学部で共通する大学内共通問題です。医学部医学科一般枠では、理科2科目選択の一つとして課され、個別テストにおける配点は200点です。数学・外国語と同じ比重で合否に関わるため、安定して得点できるかどうかが総合点に直結します。
理学部と農学部では、前期で化学を選んだ場合、この科目が二次試験のすべてを占め、配点はそれぞれ300点です。工学部では、高分子・有機材料工学科、化学・バイオ工学科、情報・エレクトロニクス学科、機械システム工学科、システム創成工学科で理科選択の一つとして使え、配点は400点です。
試験時間は120分で、指定科目は化学基礎・化学です。医学部では物理・化学・生物から2科目を選択して解答し、理学部・農学部では化学を選んだ場合に1科目で二次得点を作ります。工学部では各学科の指定に従って理科1科目を試験当日に選ぶ形式です。
配点は学部によって異なりますが、いずれも化学の得点が二次試験の結果に大きく関わります。特に工学部では400点、理学部・農学部では300点と高配点であるため、知識問題と計算問題をどちらも取り切る準備が必要です。
令和7年度の化学は、化学結合と結晶、希薄溶液の性質、化学平衡、無機反応、芳香族化合物、高分子化合物までを含む5問構成でした。理論・無機・有機を切り離さず、結合、平衡、物質の性質、反応、構造を横断して問う設計です。
出題では、化学の基礎概念を土台にしながら、現象を数式や反応式で表現する力が重視されます。理論化学では、モル計算、濃度、希薄溶液、化学平衡などの処理力が必要です。無機化学では、物質の性質や反応を反応式と結びつけて説明する力が問われます。
有機化学では、芳香族化合物や高分子化合物が扱われます。構造、反応、性質を別々に覚えるのではなく、どの官能基がどの反応に関わるのか、反応後にどのような物質ができるのかを整理しておく必要があります。
失点しやすいのは、周期表、結合、分子構造の知識を単発で覚え、性質比較や説明問題で根拠を示せなくなるパターンです。基礎概念がつながっていないと、後半の設問で根拠を書きにくくなります。
また、理論計算で反応比や単位を急いで誤ると、後続の設問まで連続して崩れやすくなります。知識問題と計算問題が連動するため、前半の基礎処理を安定させることが得点全体を左右します。
まず、モル計算、濃度、平衡、酸塩基、酸化還元を毎日短時間で回し、処理速度を上げましょう。理論分野が安定すると、無機・有機の記述問題へ時間を回しやすくなります。
計算問題では、反応式、係数比、単位、求める量を必ず答案に残します。答えの数値だけを急いで出すのではなく、どの反応比を使ったのか、どの単位で計算しているのかが見える形に整えることが重要です。
次に、結合、結晶、分子構造、芳香族化合物、高分子化合物の基本事項を、言葉だけでなく図や反応式と一緒に整理してください。概念同士がつながると、選択問題でも記述問題でも取りこぼしが減ります。
無機化学は、物質名、色、反応式、反応条件、生成物をセットで覚えます。単なる暗記で終えず、なぜその反応が起こるのか、どの性質が設問で使われるのかを説明できるようにすると、記述問題にも対応しやすくなります。
有機化学では、芳香族化合物と高分子化合物を中心に、構造式、官能基、反応の流れを整理します。反応式を書くだけでなく、構造のどの部分が変化するのかを確認すると、初見の問題でも判断しやすくなります。
120分の通し演習では、知識問題を確実に取り、計算問題で途中式を崩さない練習を行ってください。医学科志望者は理科2科目の時間配分を固定し、化学に使いすぎない感覚も必要です。理学部・農学部・工学部志望者は、化学の配点が大きいため、難問を追うより標準問題をまとめ切る方が得点につながります。
理科(生物)は、理学部・医学部・工学部・農学部で共通する大学内共通問題です。医学部医学科一般枠では、理科2科目選択の一つとして課され、個別テストにおける配点は200点です。記述の質まで含めて得点力が問われるため、知識を覚えるだけでなく、答案として説明できる状態にする必要があります。
理学部では、前期で生物を選んだ場合、この科目が二次試験のすべてを占め、配点は300点です。農学部も同じ大学内共通問題を用いる科目として扱われます。工学部では、前期日程で生物を選択できるのは化学・バイオ工学科で、理科1科目400点として扱われます。
試験時間は120分で、指定科目は生物基礎・生物です。医学科では物理・化学・生物から2科目を選択して解答し、工学部化学・バイオ工学科では物理・化学・生物から1科目を試験当日に選択します。
令和7年度は、自律神経とはたらき、心臓の拍動と循環、細胞分裂、人類の進化、内分泌、遺伝の仕組み、植物の成長、生物の分類と進化までを扱う4問構成でした。文章読解、図表の読み取り、知識の記述を組み合わせた問題が中心です。
生物では、用語の知識そのものより、生物現象の仕組みを因果関係で説明できるかが重視されます。文章や資料から必要な情報を取り出し、それを既習知識と結びつけて答える力が必要です。
令和7年度の出題の意図では、自律神経、心臓と循環、細胞分裂、人類進化、内分泌、遺伝、バイオテクノロジー、植物成長、分類と系統進化に関する知識と考察力が問われています。単元ごとの暗記ではなく、現象全体の流れを説明できる準備が求められます。
生理分野では、心臓、自律神経、血液循環、内分泌など、複数の器官や調節の仕組みが関わる内容が出やすくなります。細胞分裂では、細胞周期やDNA量の変化を、図表やグラフと対応させて理解する力が重要です。
遺伝・進化・分類では、語句を答えるだけでなく、仕組みや関係を説明する力が問われます。遺伝のしくみ、バイオテクノロジー、分類と系統進化は、図表や資料と結びつけて考える必要があります。
失点しやすいのは、語句は覚えていても、その語がどの場面でどう働くかを説明できないパターンです。医学科・理学部・農学部・工学部のいずれでも、生物を選ぶ場合は、知識を文章へ変える力が欠かせません。
また、実験や図表の設問で、条件の違いを整理せず一般論を書くと、設問に合った答案になりません。資料問題では、どの情報を根拠にするかを明確にし、条件、結果、考察を分けて答える必要があります。
まず、重要語句を確認するときは、定義だけでなく「どの仕組みで起こるか」を一文で説明してください。説明の形で覚えると、記述答案へそのままつなげやすくなります。
図表・実験問題では、目的、条件、結果、考察の四つに分けて情報を整理します。この手順を固定すると、情報量の多い設問でも論点を外しにくくなります。資料を読んだら、まず何を比較しているのか、どの条件だけが違うのか、結果から何が言えるのかを余白にまとめましょう。
生理分野では、循環、自律神経、内分泌、恒常性を重点的に復習します。器官名やホルモン名だけでなく、刺激、調節、反応、結果の順に説明できるようにすると、記述問題で得点しやすくなります。
細胞分裂や遺伝では、細胞周期、DNA量の変化、遺伝情報の伝達を図と一緒に整理します。グラフや表を見たときに、どの時期で何が起きているのかを説明できる状態にしておくことが大切です。
進化・分類・植物成長では、用語の暗記に加えて、関係性を短文で説明する練習を行います。分類や系統進化では、共通性と違いを比較し、植物成長では環境条件や調節の仕組みを原因から結果へつなげて書けるようにします。
医学科志望者は、理科2科目をそろえる必要があるため、生物に使う時間を決め、記述の精度まで仕上げることが重要です。理学部・農学部志望者は300点科目として、工学部化学・バイオ工学科志望者は400点科目として、答案化の完成度を高める必要があります。
演習後は、正解・不正解だけでなく、根拠が資料にあるか、用語の説明が因果関係になっているか、一般論で逃げていないかを確認してください。生物では、知識量よりも、条件に合わせて説明できる再現性が得点の安定につながります。
医学科前期一般枠の面接は配点100点で、調査書の評価も含めて判定されます。結果によっては総合点にかかわらず不合格となることがあるため、配点以上に医療人としての適性を確認される重要な試験です。評価の中心は、学習意欲、志望理由、対人姿勢、医療への理解です。志望理由では、医師になりたいという希望だけでなく、どの経験からその考えに至ったのかを一続きで説明できるようにしましょう。医療に関する話題は、結論を覚えるだけでなく、課題の背景、自分が重視する視点、将来どのように関わりたいかまで言葉にすると、筆記で求められる科学的な姿勢と面接で示す考え方がつながります。
看護学科前期の面接は総合判定資料として扱われ、数値配点は示されていませんが、結果によっては総合点にかかわらず不合格となることがあります。評価の中心は、看護職者としての適性であり、調査書の評価も含まれるため、高校での活動や学びと志望理由の一貫性が重視されます。看護職を目指す理由は、進路のきっかけだけでなく、どのような看護に関わりたいのかまで具体化してください。学校内外の経験については、事実を並べるのではなく、そこで何を考え、どのように行動し、何を学んだかを話せるようにすると、看護への関心と人物面の適性が伝わりやすくなります。
建築・デザイン学科前期日程の面接は、個別テスト等200点として実施されます。口頭試問を含む面接で、複数の面接担当者による集団面接として1グループ25分程度で行われます。評価されるのは、志望動機と勉学意欲、基礎となる学力、発想の豊かさと柔軟性、科学的な思考力と論理的表現力、社会への幅広い興味・関心です。調査書の評価も含まれます。
失点しやすいのは、「建築に興味がある」「デザインが好き」といった抽象的な表現で止まるパターンです。どのような空間、暮らし、地域、社会課題に関心があり、それを大学でどのように深めたいのかまで具体化しましょう。対策では、志望理由を、きっかけ、現在の関心、大学で学びたいこと、将来の活かし方の順に整理します。身近な建築やデザインについて、自分の見方を1分程度で述べる練習を行うと、発想の豊かさと論理的な表現力を同時に示しやすくなります。
教育学部の総合問題は教育学部固有問題で、小学校教員養成コースと中学校教員養成コースでは配点200点、理数系教員養成コースでは配点400点です。特に理数系教員養成コースでは二次試験のすべてを占めるため、総合問題の完成度がそのまま合否に直結します。試験時間は90分で、資料や文章を与え、内容の理解力等を問う試験です。
出題では、文章および数値を正しく理解し、条件に従って論理的な数的処理や推論を行う力、表からデータを読み取り表現する力、文章内容の理解力と論理的思考力・表現力が評価されます。文章読解だけ、数的処理だけの試験ではなく、与えられた情報を整理し、根拠を示して説明する力が必要です。
失点しやすいのは、文章を読んですぐに答えを書き始め、条件整理を十分にしないまま処理へ入ることです。また、表や数値資料を眺めるだけで、比較の軸や変化の方向を言葉にできない答案も得点が伸びにくくなります。対策では、文章の要点、数値の変化、設問が求める比較対象を三つに分けてメモする手順を固定しましょう。90分演習では、結論、根拠、説明の順で短く書く練習を重ねることが重要です。
理学部の総合問題(地球科学)は理学部固有問題で、前期で選択した場合の個別テストにおける配点は300点です。この科目が二次試験のすべてとなるため、資料を読み取り、要約し、図表や数値を使って説明する力が合否に直結します。試験時間は120分で、地球科学に関する文章や資料をもとに、科学的情報の要約、図表の読み取り、数値データのグラフ化などが課されます。
令和7年度は2題構成で、第1問ではマグマの生成に関する記述の論理的理解と、数値をグラフとして適切に図示する力が問われました。第2問では、噴火現象に関する記述の論理的理解、数値的解析、文章から現象をイメージする力が評価されています。細かな地学知識の暗記よりも、資料から必要な情報を抜き出し、自分の言葉や図に変換する力が重要です。
失点しやすいのは、文章を読んですぐに答えを書き始め、条件や数値の関係を整理しないまま処理することです。図表や数値を眺めるだけで、変化の方向や比較の軸を説明できない答案も評価されにくくなります。対策では、資料を読む前に、文章の要点、数値の変化、設問が求める比較対象を整理しましょう。表や数値を見たら、何が増減しているか、どこに差があるかを一文で表す練習を重ねることが有効です。
社会共創デジタル学環の面接は、個別テスト等における配点が100点です。前期日程では個別テスト等が面接のみであるため、二次試験の評価はこの面接に集約されます。面接時間は1人10分程度で、評価には調査書も含まれます。
面接では、地域において課題に感じていること、その課題に対する解決策、課題解決のために大学で学びたいことが問われます。評価の中心は、アドミッション・ポリシーに掲げる学生像に合う能力・資質であり、挑戦意欲、協働意欲、社会貢献意欲を具体的な経験や考え方を通して示す必要があります。
失点しやすいのは、地域課題について「人口減少」「高齢化」などの大きな言葉だけで終わることです。どの地域の、どの場面で、何を課題と感じているのかまで具体化しましょう。解決策も理想論で終えず、なぜその方法が必要なのか、誰と協力して進めるのかを説明することが大切です。
対策では、自分が関心を持つ地域課題を一つ選び、現状、背景、なぜ気になるのかを三段階で整理します。そのうえで、デジタルの活用、地域課題の分析、企画立案、協働の実践といった学環の学びに結びつけて話せるようにしてください。学校内外の活動経験についても、事実だけでなく、そこでどのように考え、人と関わり、何を学んだかまで説明できる状態にしておくことが重要です。
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大学受験勉強を始める時期は早ければ早い方が有利です。ただ、始めるのが遅いからといって志望校合格をあきらめるのはまだ早いです。また、時期によって最適な勉強方法は変わります。高1~高3冬まで、時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介します。
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山形大学には様々な入試制度があります。自分に合った入試制度・学内併願制度を見つけて、受験勉強に取り組んでください
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