静岡大学入試科目別対策

静岡大学の科目別の入試傾向
勉強法と受験対策について

静岡大学

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ポイント・勉強法

【大学内共通問題(英語)】

配点

静岡大学の一般選抜前期日程における英語は、基本的に大学内共通問題として出題されます。対象は人文社会科学部、教育学部の一部専攻・専修、情報学部の情報社会学科・行動情報学科、グローバル共創科学部などで、物語文読解、文法・語法、現代社会に関する英文読解、文脈に応じた表現、英作文を中心とする5大問構成が基本です。:contentReference[oaicite:0]{index=0}

配点は学部・学科によって異なります。人文社会科学部では社会学科が100点、言語文化学科・法学科・経済学科が200点、教育学部では選択した場合150点、グローバル共創科学部は200点です。情報学部では情報社会学科が200点、行動情報学科が500点となり、特に行動情報学科では二次試験全体に占める英語の比重が大きくなります。共通問題であっても、志望学科の配点に応じて読解と英作文にかける学習量を調整することが重要です。

傾向

基本の共通問題は、80分で大問5題を解く構成です。物語文読解、文法・語法、現代社会に関する英文読解、文脈に応じた表現、英作文が中心となり、配点比率は読解と英作文に大きく寄っています。物語文では登場人物の行動、場面の変化、心情の流れを追う力が必要で、論説的な英文では筆者の主張、理由、具体例、反論を整理しながら読む力が問われます。

文法・語法や文脈表現では、単独の知識をそのまま使うのではなく、英文全体の意味に合う形を選ぶ力が求められます。関係詞、時制、代名詞、動詞の語法、比較、仮定法、否定表現などを、前後の文脈や文構造と結びつけて判断する必要があります。

英作文では、自分の立場を明確にしたうえで、理由と具体例を英語で説明する力が問われます。抽象的な主張だけで終わる答案や、具体例が主張とつながっていない答案は得点が伸びにくくなります。また、静岡大学の英語では設問指示が英語で示されるため、過去問演習を通じて全英語の指示文に慣れておくことも欠かせません。

対策

読解対策では、段落ごとに人物、出来事、理由、筆者の主張、具体例を短くメモする練習を行いましょう。物語文では「誰が、誰に、何をしたのか」「なぜそうしたのか」を整理し、論説文では主張と根拠を分けて読むことで、設問の根拠箇所に戻りやすくなります。

文法・語法は、正解を覚えるだけでなく、なぜその語句や形になるのかを説明できるようにします。時制、関係詞、準動詞、代名詞、比較、仮定法、動詞の語法について、空所の前後だけでなく文全体の構造から判断する練習を重ねることが大切です。

英作文は、主張、理由1、具体例、理由2、結論の型を作り、100〜120語程度で書く練習を継続しましょう。難しい表現を無理に使うよりも、主語と動詞の対応、時制、単数複数を正確にし、誤りの少ない英文で論理をつなぐことを優先します。添削後は、文法ミス、語彙不足、論理の飛躍、具体例不足に分けて見直し、同じテーマで書き直すと得点が安定します。

直前期は80分で5大問を通して解き、読解、文法、英作文に使う時間を記録してください。英作文を最後に回して時間不足になる失点を防ぐため、書き始める時刻をあらかじめ決め、全英語の設問指示を素早く読み取る練習も過去問で行いましょう。

情報学部

【情報科学科(英語)】

配点

情報学部情報科学科の英語は250点配点で、数学300点に次ぐ高配点科目です。通常の英語力に加えて、情報分野を含む科学技術的な内容や、条件を整理して考える論理・分析型の問題に対応する力が求められます。

情報科学科では、英語の試験時間が100分となり、基本の共通問題より20分長く設定されています。問題構成は大問6題で、共通の読解、文法・語法、現代社会に関する読解、文脈表現、英作文に加え、情報科学科独自の論理・分析型問題が加わります。

傾向

情報科学科の英語では、物語文読解や現代社会に関する英文読解、英作文といった共通問題型の力に加え、言語運用能力、数理論理力、分析力、問題解決能力をみる大問への対応が必要です。読解では、出来事の順序や人物の心理の変化、筆者の主張と具体例を正確に追う力が問われます。

英作文では、自分の考えを英語で表現する力が重視されます。結論、理由、具体例、再主張の流れを作り、文法的に大きな誤りのない英文で論理をつなぐことが必要です。

独自の論理・分析型問題では、条件を読み取り、可能な状態や手順を整理する力が問われます。条件を頭の中だけで処理すると、可能・不可能の判断や最短手順の説明で抜けが出やすいため、図や表を使って情報を整理し、根拠を言葉で示す力が得点差になります。

対策

まずは共通問題型の5大問に対応できる読解力、文法・語法力、英作文力を固めましょう。読解演習では、段落ごとに出来事、理由、人物の反応、筆者の主張を短くメモし、設問ごとに本文の根拠へ戻る練習を行います。

英作文は、結論、理由、具体例、再主張の型で120語前後を書く練習を続けます。難しい表現を使うことよりも、誤りの少ない文で論理をつなぎ、具体例によって主張を支えることを意識してください。

論理・分析型問題では、条件を図表化し、状態の変化を1手ずつ書き出す練習が有効です。答えだけを出すのではなく、なぜその状態になるのか、なぜその手順が最短なのか、なぜ不可能なのかを日本語で説明できるようにしましょう。情報分野や科学技術に関する英文にも日頃から触れ、人工知能、ネットワーク、データ、メディア、情報社会などのテーマへの抵抗を減らしておくことが重要です。

工学部

【(英語)】

配点

工学部の英語は200点配点で、全学科で必須科目です。数学・理科に次ぐ得点安定科目として、読解、文法・語法、記述式説明を確実に得点する力が求められます。

工学部の英語は、基本的な共通問題の形式を踏まえつつ、一部に工学部独自の科学技術に関する内容が含まれます。出題範囲は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで、令和7年度前期日程では大問5題構成でした。

傾向

物語文読解では、話の展開、登場人物の行動、場面状況を把握する力が問われます。文法・語法や文脈表現では、単独の知識ではなく、前後の文脈に合う語句や形を選ぶ力が必要です。

現代社会の課題に関する読解では、筆者の主張、理由、具体例を分けて読み、設問に必要な情報を本文から取り出す力が求められます。工学部独自の科学技術系読解では、政策、環境、資源、技術、社会課題などを扱う英文で、数値情報や複数の利点を整理する力が重要になります。

失点しやすいのは、本文中の具体例や数値を読み飛ばし、日本語記述で根拠が不足するパターンです。字数制限がある場合は、本文の語句をそのまま並べるだけでなく、主語、効果、理由を短い日本語に圧縮する力が必要です。

対策

読解では、段落ごとに主張、理由、具体例を分けて整理しましょう。物語文では人物と行動、評論文では主張と根拠をメモし、設問に戻るときに根拠箇所を素早く確認できるようにします。

科学技術系の英文は、環境、エネルギー、資源、食品、交通、情報技術、ものづくりなどのテーマで読み、英文の内容を日本語で「問題点」「仕組み」「利点」「課題」に分けて整理します。数量情報を含む英文では、数字、単位、比較、割合に印を付け、根拠となる情報を見落とさないようにしてください。

記述対策では、本文中の根拠を使って、字数条件に合う日本語に直す練習を行います。長い説明を一度書いた後、重複表現を削り、必要な要素だけを残すことで、科学技術系の説明問題でも得点しやすくなります。数学・理科に学習時間が偏りやすい時期でも、英語は毎日1題以上の英文を読み、根拠を示して答える練習を続けましょう。

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【数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C型 共通問題(数学Ⅲなし)】

配点

静岡大学の一般選抜前期日程における数学は、英語のように全学部共通ではなく、学部・学科ごとに出題範囲や解答する大問が分かれます。そのうち数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B・数学Cを範囲とする共通問題は、教育学部の一部、農学部、グローバル共創科学部、理学部の生物科学科・地球科学科などで用いられます。:contentReference[oaicite:0]{index=0}

配点は学部・学科によって異なります。教育学部では選択した場合150点、農学部では200点、グローバル共創科学部では選択した場合200点、理学部の生物科学科・地球科学科では200点です。同じ共通問題でも、志望先によって数学が合否に占める重みは変わるため、配点が高い学部では数列・微分・ベクトルを安定して得点できる状態まで仕上げる必要があります。

傾向

このタイプの数学は、数学Ⅲを含まず、数学Bは数列、数学Cはベクトルが中心になります。基準年度では、数列、微分、ベクトルの3大問構成で、80分で処理する形式でした。標準的な問題であっても、誘導に従って途中式を積み上げる記述力が求められます。

数列では、初項からの具体的な計算、漸化式の処理、一般項の導出が問われます。公式を当てはめるだけでなく、前後の項の関係を読み取り、具体例から一般化する力が必要です。微分では、導関数を求めたあと、増減表、極値、条件整理までつなげて結論を出す力が問われます。

ベクトルでは、平面図形の条件をベクトル表示に変え、点の位置や比、最大値などを扱います。図を描かずに係数だけで処理すると、点の位置関係や内分・外分の判断を誤りやすくなります。数列では添字のずれ、微分では場合分けや端点確認の不足、ベクトルでは図形条件の読み違いが主な失点要因になります。

対策

数列は、いきなり一般項を求めようとせず、初項から数項を書き出して規則を確認してから式に移りましょう。漸化式では、どの項とどの項の関係を使っているのかを答案に残し、一般項を出した後は最初の数項に戻して検算することが大切です。

微分は、導関数、増減表、極値、条件整理を1セットで答案に残す練習を行います。計算結果だけで終わらせるのではなく、なぜその値が最大・最小や極値になるのかを説明できる形にすると、記述式でも部分点を確保しやすくなります。

ベクトルは、必ず図を描き、基準となる2本のベクトルを決めてから各点を係数で表します。図形条件を式に移す過程を省かないことで、方針のずれを防ぎやすくなります。80分で3大問を解く演習では、各大問に使う上限時間を決め、見通しが立たない設問はいったん離れて、得点できる部分を優先する判断も練習しておきましょう。

【理系数学 共通問題(数学Ⅲあり)】

配点

数学Ⅲを含む理系数学の共通問題は、情報学部情報科学科、工学部、理学部の物理学科・化学科・創造理学コースなどで用いられます。出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cで、数学Bは数列、数学Cはベクトル、平面上の曲線、複素数平面を含みます。

配点は、工学部が400点、情報学部情報科学科が300点、理学部では物理学科が200点、化学科と創造理学コースが100点です。特に工学部では二次試験1000点中400点、情報科学科では個別試験550点中300点を占めるため、数学を得点源にできるかどうかが大きな差になります。

傾向

理系数学は大問4題構成で、基準年度では微分・積分、複素数と確率、ベクトル、数列と不等式証明が扱われました。各大問の配点比率は25%ずつで、特定分野だけに偏ると得点が安定しません。全問記述式のため、計算結果だけでなく、条件整理や根拠を答案に残す力が求められます。

数学Ⅲの微分・積分では、関数の性質、極限、極値、最大・最小をつなげて考える力が問われます。計算量があるため、導関数や積分計算を正確に処理するだけでなく、定義域、端点、増減、極限の確認を省かないことが重要です。

複素数平面では、絶対値、偏角、回転、距離といった図形的な意味を式と対応させる力が必要です。確率では場合分けの重複や漏れ、ベクトルでは基準ベクトルの設定ミス、数列と不等式証明では結論までの論理の不足が失点につながります。標準的な良問であっても、途中式を省くと後半の設問まで連鎖的に崩れやすい構成です。

対策

数学Ⅲは、微分で増減表を作り、積分で面積や極限に結びつける演習を繰り返しましょう。答えを出した後に、定義域、端点、極値、極限を答案上で確認する習慣をつけると、計算は合っているのに根拠不足で失点するパターンを減らせます。

複素数平面は、絶対値を距離、偏角を回転、積を拡大・回転として読み替える練習が有効です。式変形だけで進めるのではなく、必ず図を描いて条件の意味を確認しましょう。確率は、全体、条件、除外する場合を表に整理してから数えることで、重複や漏れを防ぎやすくなります。

ベクトルでは、基準となる2本のベクトルを決め、点の位置を係数で表す練習を行います。交点、面積比、内分・外分の問題では、図と式を対応させて処理することが大切です。数列と不等式証明では、帰納法、単調性、評価式の使い分けを整理し、答案を書く前に「仮定」「使う式」「示す結論」を分けておくと論理の抜けを防げます。

通し演習では、大問4題を均等配点として扱い、得意分野に時間を使いすぎないようにしましょう。工学部志望者や情報科学科志望者は数学の配点が高いため、他学部の同じ理系数学の問題も演習材料として活用し、各大問の前半を確実に取り切る力を固めてください。

理学部

【数学科(数学)】

配点

理学部数学科の数学は400点配点で、二次試験600点中400点を占めます。数学科では合否を最も大きく左右する科目であり、計算力だけでなく、記述の論理性や答案の完成度まで高い水準が求められます。

数学科の数学は数学科固有問題です。出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cで、数学Bは数列、数学Cはベクトル、平面上の曲線、複素数平面を含みます。基準年度では大問4題構成で、微分・積分、複素数平面、ベクトル、数列と不等式証明が扱われ、各大問の配点は25%ずつでした。

傾向

数学科の問題では、数学Ⅲの微分・積分を中心に、関数のふるまい、極限、極大・極小を論理的に説明する力が問われます。単に答えを出すだけでなく、なぜその値になるのか、どの条件を使って結論に到達するのかを答案上で示す必要があります。

複素数平面では、複素数や三角関数の性質を使って図形問題を処理します。絶対値、偏角、回転、距離の意味を図形的に読み替える力が必要で、式変形だけに頼ると角度条件や距離条件を見落としやすくなります。

ベクトルでは、平面図形の位置関係を係数や媒介変数で表し、交点条件や面積比を論理的に処理します。数列では、一般項や漸化式の処理に加えて不等式証明が扱われるため、仮定から結論までを筋道立てて書く力が得点差になります。

対策

数学Ⅲは、微分で増減表を作り、積分や極限に結びつける演習を行いましょう。答えを出した後に、なぜその値になるのかを文章で補う練習を入れると、記述答案の説得力が上がります。数学科では途中の論理も評価対象になるため、定義域、端点、極限の確認を省かないことが重要です。

複素数平面は、1問ごとに図を描き、式と図形条件が対応しているかを確認します。絶対値を距離、偏角を回転、積を拡大・回転として読み替えられるようにすると、初見問題でも方針を立てやすくなります。

ベクトルは、図形的な直感に頼らず、基準ベクトルを決めて点の位置を係数で表す練習を積みましょう。数列と不等式証明では、帰納法、単調性、評価式の作り方を整理し、答案を書く前に「仮定」「使う式」「示す結論」を分けておくことが大切です。通し演習では大問4題を均等配点として扱い、計算の正確さだけでなく、読み手に伝わる記述になっているかまで確認してください。

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【国語共通問題(現代文・古文・漢文)】

配点

静岡大学の一般選抜前期日程における国語のうち、現代文・古文・漢文を含む共通問題は、教育学部の一部専攻・専修、人文社会科学部の社会学科・言語文化学科、グローバル共創科学部などで用いられます。出題範囲は、現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語、古典探究で、古文・漢文を含む構成です。

配点は学部・学科によって異なります。教育学部では選択した場合150点、人文社会科学部では社会学科が100点、言語文化学科が200点、グローバル共創科学部では選択した場合200点です。特に言語文化学科やグローバル共創科学部で国語を選択する場合は、英語と並ぶ中心科目として、現代文の記述力と古典の基礎力をバランスよく仕上げる必要があります。

傾向

この国語は、現代文、古文、漢文の3題構成が基本です。配点比率は現代文が大きく、基準年度では現代文60%、古文20%、漢文20%でした。現代文を得点源にしながら、古文・漢文で基本点を取りこぼさないことが、全体の得点安定につながります。

現代文では、現代的な評論文を読み、漢字、語句の意味、内容説明、理由説明、本文内容を踏まえた表現問題などが出されます。本文の要旨をつかむだけでなく、筆者の論理展開を整理し、設問条件に合わせて根拠を短くまとめる力が求められます。具体例を用いた論述では、本文の概念を離れて自由に書くのではなく、本文の考え方を自分の例に正しく当てはめることが重要です。

古文では、助動詞、敬語、主語補足、人物関係、出来事の因果関係を読み取る力が問われます。漢文では、句法や語法を踏まえた書き下し、現代語訳、内容説明が中心です。どちらも知識問題だけで終わらず、本文全体の流れの中で人物の意図や筆者の主張を説明する力が必要になります。

対策

現代文は、段落ごとに主張、理由、具体例、対比を分けて整理しましょう。解答を書く前に、設問が「理由」「内容」「具体例」「筆者の考え」のどれを求めているのかを確認し、本文中の根拠箇所を線で結びます。解答に入れる要素を番号化してから書くと、感想に寄った答案を避け、本文に基づく説明にしやすくなります。

論述問題では、本文の概念を短く定義してから、自分の例を対応させる練習が有効です。体験談だけが長くなると本文理解の要素が弱くなるため、概念、具体例、結論の順に書きましょう。理由説明では原因と結果、内容説明では指示語や対比関係を補い、読んだ人に論理が伝わる日本語に整えることが大切です。

古文は、助動詞、敬語、係り結び、和歌や会話文の前後関係を重点的に復習します。本文を読むときは、助動詞や敬語、主語補足を横に書き込み、人物関係と敬意の向きを崩さないようにしましょう。漢文は、再読文字、否定、反語、使役、受身、比較、限定などの句法を例文単位で確認し、書き下し文を作った後に、現代語として自然な意味に直す練習を行います。

80分で現代文、古文、漢文を通して解く練習では、現代文に時間を使いすぎない配分を固定してください。演習後は、模範解答と自分の答案を比べ、欠けた要素を「根拠不足」「因果不足」「語句知識不足」に分けて復習すると、次回の記述で修正すべき点が明確になります。

【人文社会科学部 法学科・経済学科共通(国語)】

配点

人文社会科学部の法学科・経済学科で課される国語は、現代文のみの共通問題です。法学科の配点は120点、経済学科の配点は60点で、法学科では二次400点中120点を占めるため、英語に次ぐ重要科目として扱う必要があります。

出題範囲は、現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語で、古文・漢文は含まれません。基準年度では現代的な評論文1題構成で、漢字、語句、内容説明、理由説明、具体例を用いた論述までを通して、読解力と表現力が問われました。

傾向

本文は抽象度の高い評論文で、社会や人間の行動に関する概念を読み取る力が求められます。法学科・経済学科では、社会現象を言葉で整理し、本文の根拠に基づいて説明する力が重要になります。

設問は、漢字や語句の基礎知識に加え、本文の論理を踏まえた説明問題が中心です。本文中の一文だけを抜き出すのではなく、前後の文脈から必要な要素をまとめ、原因、行動、結果のつながりが伝わる答案にする必要があります。

具体例を用いた論述では、本文の概念を自分の経験や社会的事例に当てはめる力が問われます。自分の体験や意見を長く書きすぎると本文理解の要素が薄くなるため、本文の考え方を先に示し、その後に具体例を短く対応させることが大切です。

対策

評論文演習では、段落ごとに中心文を選び、筆者の主張を40字程度でまとめましょう。その後、設問の根拠になる箇所を線で結び、解答に入れる要素を番号で整理します。答案を書く前に「何が」「なぜ」「どうなる」の3要素をそろえると、因果関係の抜けを防ぎやすくなります。

語彙対策では、評論文で頻出する抽象語を、対義語や具体例とセットで覚えます。合理性、共同性、規範、感情、利害、制度、自由、責任などの語を、単なる意味暗記ではなく、文脈の中で説明できるようにしておくことが重要です。

具体例を用いる設問では、本文の概念、具体例、結論を分けて書く練習を行いましょう。自分の経験を書く場合でも、本文の考え方と対応しているかを最後に確認します。法学科志望者は社会的事例を扱う文章を読み、主張と根拠を短く説明する練習を増やしてください。経済学科志望者は、配点が60点であっても短時間で安定して得点できるよう、標準的な現代文記述を素早く処理する練習を優先しましょう。

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【理学部・工学部・農学部共通(物理)】

配点

静岡大学の一般選抜前期日程における物理は、理学部、工学部、農学部で用いられる大学内共通問題です。出題範囲は物理基礎・物理で、基準年度では力学、電気回路、光波の3大問構成でした。大問ごとの配点は大問1が34%、大問2と大問3がそれぞれ33%で、特定分野に偏らず全体を安定して得点する力が求められます。:contentReference[oaicite:0]{index=0}

配点は学部・学科によって異なります。工学部では400点で、機械工学科と電気電子工学科では必須、電子物質科学科・化学バイオ工学科・数理システム工学科では化学との選択科目です。農学部では理科として選択した場合200点、理学部では物理学科が200点、数学科では選択理科として200点、生物科学科・地球科学科では選択理科として300点、創造理学コースでは選択理科として100点です。配点が高い学部・学科では、力学だけでなく電磁気・波動まで得点源にする必要があります。

傾向

力学では、台上の小物体の運動を題材に、運動方程式、運動量、力学的エネルギー保存、仕事と運動エネルギーの関係が問われます。物体にはたらく力を図示し、どの量が保存されるのか、どの区間で保存則を使えるのかを判断する力が重要です。

電気回路では、電池、抵抗、コイル、コンデンサー、スイッチを含む回路が扱われます。単なる直流回路として処理するのではなく、スイッチ操作前、直後、十分時間が経過した後の状態を分け、電流の時間変化やコンデンサー・コイルに蓄えられるエネルギーを式で表す力が求められます。

光波では、複スリットによる干渉が中心となり、明線・暗線の条件、光路差、波長、位相差の関係を整理する力が必要です。干渉条件を暗記していても、どの2つの波を比較しているのかを図で説明できないと、条件が変化した応用問題で失点しやすくなります。大問3題の配点がほぼ均等であるため、力学に偏った対策では総合点が伸びにくい点にも注意が必要です。

対策

力学では、物体ごとに力の図を描き、座標軸と正の向きを決めてから式を立てる習慣をつけましょう。運動方程式、運動量保存、エネルギー保存のどれを使うのかを選ぶ練習を重ね、解答後には「なぜその法則を使ったのか」「なぜ別の法則ではないのか」まで確認すると、初見問題への対応力が上がります。

電磁気は、回路を状態別に描き分けることが重要です。スイッチを入れる前、直後、十分時間が経過した後の3段階で、電流の向き、電荷の移動、エネルギーの蓄積を整理しましょう。コンデンサーやコイルを含む問題では、過渡状態と定常状態を混同しないことが得点安定につながります。

波動では、光路差、位相差、波長、明線・暗線条件を1枚の図にまとめる練習を行います。公式に代入する前に、どの光がどの経路を通り、どの点で重なっているのかを確認してください。距離、屈折率、位相のずれなどの条件を図に書き込むことで、明暗条件の取り違えを防ぎやすくなります。

演習では、解答の最初に図、座標軸、正の向き、保存量を書く答案の型を固定しましょう。直前期は大問3題を通して解き、各大問の前半で確実に得点する進め方を身につけます。配点がほぼ均等なため、1つの大問に時間を使いすぎず、力学・電磁気・波動の標準問題をバランスよく処理できる状態に仕上げることが重要です。

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【理学部・工学部・農学部共通(化学)】

配点

静岡大学の一般選抜前期日程における化学は、理学部、工学部の一部学科、農学部で用いられる大学内共通問題です。出題範囲は化学基礎・化学で、基準年度ではコロイドと蒸気圧、化学反応とエネルギー、金属の性質、有機化合物の4大問構成でした。各大問の配点は25%ずつで、理論・無機・有機を偏りなく得点する力が求められます。:contentReference[oaicite:0]{index=0}

配点は学部・学科によって異なります。工学部では400点で、電子物質科学科、化学バイオ工学科、数理システム工学科において物理との選択科目です。農学部では理科として選択した場合200点、理学部では化学科が300点、数学科では選択理科として200点、生物科学科・地球科学科では選択理科として300点、創造理学コースでは選択理科として100点です。特に理学部化学科では二次400点中300点を占めるため、化学を最優先で仕上げる必要があります。

傾向

理論化学では、コロイドの性質、物質の状態変化、蒸気圧、化学反応とエネルギーが扱われます。用語を覚えるだけでなく、気体の状態方程式、温度変化、物質量、圧力、体積などの条件を整理し、計算式に変換する力が必要です。

化学反応とエネルギーでは、触媒、活性化エネルギー、反応熱、結合エネルギー、ルシャトリエの原理などを、文章読解と合わせて考える問題が出されます。語句の意味を知っているだけでは不十分で、条件が変わったときに反応がどちらへ進むのか、エネルギー関係がどう変化するのかを説明できることが重要です。

無機化学では、金属の性質や反応性が中心になります。ナトリウム、アルミニウム、銀、鉄などの性質を、反応式、保存方法、生成物、酸化還元、錯イオン形成と結びつけて理解する必要があります。有機化学では、アルコール、酸化反応、異性体、元素分析、重合体などが扱われ、構造式、反応式、物質量計算をつなげて処理する力が問われます。

対策

理論化学は、物質量、気体、蒸気圧、熱化学、平衡を中心に、途中式を残して解く練習を行いましょう。式を立てる前に、与えられた量と求める量を表に整理し、圧力、体積、温度、物質量の単位をそろえることが大切です。蒸気圧や気体の問題では、絶対温度への換算や有効数字の扱いも確認してください。

化学反応とエネルギーは、活性化エネルギー、触媒、反応熱、結合エネルギー、平衡移動を図で説明できるようにします。文章問題では、条件、現象、理由を分けて読み、解答では因果関係が伝わる日本語に整えましょう。反応の前後で何が増減するのかを言葉で説明する練習が、記述問題の失点防止につながります。

無機化学は、金属ごとに暗記するだけでなく、反応別に整理し直すことが有効です。酸・塩基との反応、酸化還元、錯イオン形成、沈殿、気体発生を軸に、代表的反応、保存方法、生成物、観察結果、反応式をセットで確認しましょう。知識を実験条件と結びつけることで、単純暗記では対応しにくい設問にも対応しやすくなります。

有機化学は、官能基ごとの反応を覚えたうえで、構造決定問題の中で使えるようにします。分子式、不飽和度、反応条件、生成物の性質を順に確認し、構造式を根拠つきで絞る練習を重ねてください。アルコール、アルデヒド、カルボン酸、エステル、高分子は、名称暗記に偏らず、反応前後でどの結合や官能基が変化するのかを構造式で追うことが重要です。

直前期は、大問4題を25%ずつの配点として扱い、理論・無機・有機の演習量を偏らせないようにしましょう。80分で4大問を解く練習では、理論計算に時間を使いすぎず、無機・有機の知識問題や構造式問題を先に拾う判断も必要です。復習では、知識不足、単位ミス、反応式ミス、構造式ミスに分けて原因を記録し、同じ失点を繰り返さないようにしてください。

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【理学部・農学部共通(生物)】

配点

静岡大学の一般選抜前期日程における生物は、理学部の複数学科と農学部で用いられる大学内共通問題です。出題範囲は生物基礎・生物で、基準年度では代謝とホルモン調節、神経、植物ホルモンと成長、遺伝子発現の4大問構成でした。各大問の配点は25%ずつで、知識、実験考察、記述説明をバランスよく処理する力が求められます。:contentReference[oaicite:0]{index=0}

配点は学部・学科によって異なります。農学部では理科として選択した場合200点、理学部では生物科学科が選択理科として300点、数学科が選択理科として200点、地球科学科が選択理科として300点、創造理学コースが選択理科として100点です。特に生物科学科や地球科学科で生物を選択する場合は、二次得点の中心科目として、用語暗記だけでなく仕組みを説明する力まで高めておく必要があります。

傾向

代謝とホルモン調節では、グルコース代謝、血糖調節、ホルモン分泌のしくみが扱われます。反応名や物質名を覚えるだけではなく、血糖値の変化に応じてどの器官やホルモンが働き、結果として何が起こるのかを因果関係で説明する力が必要です。

神経分野では、ニューロン、髄鞘、活動電位、シナプス伝達、抑制性シナプスなどが問われます。ナトリウムイオンとカリウムイオンの移動、膜電位の変化、神経伝達物質の放出と受容を順番に整理できないと、記述問題で説明が不十分になりやすい分野です。

植物ホルモンでは、オーキシン、エチレン、ジベレリン、アブシシン酸などの働きが、実験結果の読み取りと結びついて出題されます。知識をそのまま当てはめるのではなく、対照群、操作条件、測定結果を分けて確認し、どの結果から何が言えるのかを整理する力が重要です。

遺伝子発現では、転写、翻訳、DNA複製、突然変異、タンパク質合成が扱われます。塩基配列の変化がmRNAやアミノ酸配列にどう影響し、最終的にタンパク質の機能や表現型にどうつながるのかを、実験結果に基づいて説明する力が求められます。

対策

代謝とホルモン調節は、反応経路と調節経路を図でまとめましょう。グルコースの取り込み、分解、血糖調節について、高血糖時と低血糖時の流れを対比して整理すると、原因、過程、結果をつなげた記述が書きやすくなります。

神経分野では、静止電位、活動電位、シナプス伝達、抑制性シナプスを時系列で説明する練習が有効です。刺激、イオンチャネルの開閉、膜電位の変化、神経伝達物質の放出、次の細胞への作用までを順に書けるようにすると、用語だけを並べた答案から脱却できます。

植物ホルモンは、実験条件、結果、考察を表にして整理します。オーキシン、エチレン、ジベレリン、アブシシン酸を、成長、発芽、成熟、離層などの現象と関連づけ、知識と実験結果を結びつけて説明する練習を重ねましょう。

遺伝子発現は、DNA、mRNA、アミノ酸配列、タンパク質機能を一続きの流れで図式化します。突然変異の問題では、変異の種類、起こる場所、転写・翻訳への影響、結果として生じるタンパク質変化を順に確認してください。実験考察では、知識だけで結論を決めず、どのデータが根拠になるのかを明示することが大切です。

80分で4大問を解く演習では、知識問題と記述問題の時間配分をあらかじめ決めておきましょう。記述に時間をかけすぎると他の大問の基本問題を落としやすくなるため、先に答えられる設問を確実に処理する進め方が重要です。復習では、用語不足、条件読み落とし、因果関係不足のどれで失点したのかを分類し、次の演習で修正できる形にしておくと得点が安定します。

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【理学部共通(地学)】

配点

静岡大学の一般選抜前期日程における地学は、理学部の数学科・地球科学科・創造理学コースで用いられる共通問題です。出題範囲は地学基礎・地学で、基準年度では太陽系の惑星運動、地震波と地球内部構造、地質断面図と示準化石、大気循環と海洋循環の4大問構成でした。各大問の配点は25%ずつで、天文・地震・地質・大気海洋を偏りなく得点する力が求められます。

配点は学科・コースによって異なります。地球科学科では選択理科として300点、数学科では選択理科として200点、創造理学コースでは選択理科として100点です。特に地球科学科志望者が地学を選ぶ場合は、二次得点の中心科目になるため、知識暗記だけでなく、図表や観測データを使って現象を説明する記述力まで仕上げる必要があります。

傾向

天文分野では、惑星の運動、会合周期、内惑星・外惑星の見え方などが扱われます。公式を覚えて代入するだけではなく、地球と惑星の位置関係、角速度の差、内合・外合・衝などを図で理解する力が重要です。図を描かずに処理すると、内惑星と外惑星の条件を取り違えやすくなります。

地震・地球内部構造では、地震波、走時曲線、震央距離、P波・S波の伝わり方が問われます。走時曲線の読み取りを感覚で処理すると、波の伝わり方や影の領域の説明が不正確になりやすいため、グラフの傾きと地球内部の成層構造を対応させる力が必要です。

地質分野では、地質断面図、示準化石、岩石、鉱物、地層の形成順序が扱われます。堆積、褶曲、断層、貫入の前後関係を一部だけで判断すると、形成史全体を誤るため、切る・切られる関係を順番に確認することが大切です。

大気・海洋分野では、大気循環、海洋循環、転向力、エルニーニョ・ラニーニャ現象などが扱われます。現象名を並べるだけでは記述答案として不十分で、風の変化、海水温の変化、湧昇流、気圧配置、気候への影響を因果関係でつなげて説明する力が求められます。

対策

天文分野は、会合周期、内合・外合、衝、惑星の公転を図で説明する練習を行いましょう。公式に代入する前に、対象が内惑星か外惑星かを確認し、地球と惑星の位置関係を図示してから計算に入ると、条件の取り違えを防ぎやすくなります。

地震分野は、P波・S波、走時曲線、地球内部構造をセットで整理します。グラフを見たときに、どの波がどの層を通っているのか、傾きの違いが何を意味するのかを説明できるようにしましょう。震央距離や影の領域の問題では、数値だけでなく地球内部の構造との対応まで確認することが重要です。

地質分野では、地質断面図を見たら、古い出来事から順に番号を振る習慣をつけます。堆積、褶曲、断層、貫入、侵食の順序を、切る・切られる関係から判断しましょう。示準化石、岩石名、鉱物名は単独で覚えるのではなく、地質時代や形成環境と結びつけて整理すると、説明問題にも対応しやすくなります。

大気・海洋分野は、循環図を自分で描き、風、転向力、湧昇流、海水温変化を矢印で整理します。エルニーニョ・ラニーニャ現象は、太平洋赤道域の海水温や風の変化だけでなく、日本の天候への影響まで説明できるようにしておくと、記述の完成度が上がります。

直前期は、4大問を25%ずつの配点として扱い、得意分野だけに演習が偏らないようにしましょう。地球科学科志望者は300点科目として記述説明の精度が重要になるため、短い字数でも原因と結果が伝わるように、用語、現象、理由を1文で結ぶ練習を重ねてください。

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【教育学部(小論文・実技)】

配点

教育学部の小論文は150点配点です。前期日程では、国語・数学・英語から2教科を選択する募集単位でも、実技系専修でも課されます。基準年度では、資料の読み取りを通して思考力・判断力・表現力を測る問題と、授業や生徒指導など学級経営に関する具体的な考えや提案を書く問題が示されました。:contentReference[oaicite:0]{index=0}

実技は300点配点で、音楽教育専修、美術教育専修、保健体育教育専修では個別試験450点のうち大きな比重を占めます。音楽ではピアノと声楽、美術では鉛筆による静物デッサン、保健体育では器械・陸上・ボール・表現の各運動領域が評価対象となるため、専修ごとの実技準備が合否に直結します。

傾向

小論文では、教育問題について一般論を書くのではなく、児童生徒、教師、学校、家庭、地域など複数の立場を整理して書く力が求められます。採点では、具体性、明証性、多層性、教職への志向性、独創性が重視されるため、資料から読み取れる事実と、それを踏まえた自分の分析・提案を分けて書くことが重要です。

失点しやすいのは、資料の内容をなぞるだけで自分の考察に進まない答案や、教育課題への提案が抽象的なまま終わる答案です。授業、学級経営、生徒指導、保護者対応など、実際の教育場面に落とし込んで書くことで、教職への志向性が伝わりやすくなります。

実技では、音楽教育専修は演奏を通して音楽の基礎的な能力と知識が問われます。美術教育専修では形と質感、濃淡の階調、描画材料の特性を生かした描き込みが評価されます。保健体育教育専修では、各運動領域で技能を発揮するだけでなく、課題に応じた動きの組み立てや表現力も必要です。

対策

小論文対策では、資料の要点を3つに分けてから、問題点と改善策を対応させましょう。教育テーマでは、「児童生徒に起きている課題」「教師が取る行動」「学校全体で支える仕組み」の順で書く練習が有効です。複数の立場を入れることで、単なる感想ではなく、多層的な答案になります。

解答後は、主張、根拠、具体策、教育的配慮が入っているかを確認します。特に最後の段落では、教職への意欲が伝わるように、教師としてどのように関わるかを明示してください。資料型小論文では、資料の読み取りと自分の提案を混同せず、根拠を示してから意見を述べる構成を固定すると、論理の飛躍を防ぎやすくなります。

実技対策では、音楽は暗譜で演奏できる状態にしたうえで、録音してリズム、音程、発声、曲想の伝わり方を確認します。美術は、質感の異なるモチーフを、形、明暗、接地面、空間の順に描く練習を重ねましょう。保健体育は、各運動領域を週単位で分け、技能の出来ばえとタイムを記録し、表現運動では開始、展開、終わりの流れを決めて練習することが大切です。

【情報学部 行動情報学科(総合)】

配点

情報学部行動情報学科の総合は500点配点で、英語500点と同配点です。行動情報学科の個別試験1000点の半分を占めるため、英語と並ぶ最重要科目として扱う必要があります。

総合では、情報I、現代の国語の情報の扱いに関する事項、数学Iのデータの分析、数学Aの場合の数と確率、数学Bの統計的な推測を中心に、現実的課題に関連したデータ分析に関する問題が出されます。基準年度では、代表値、分散、相関係数、確率、統計的推測、情報通信ネットワーク、問題解決に関する内容が扱われました。

傾向

データ分析では、平均値、中央値、分散、標準偏差、相関係数などを、現実的な文脈の中で扱います。公式を覚えるだけでなく、どの数値が何を表すのか、数値の大小から何が言えるのかを説明する力が必要です。

確率では、場合の数や余事象の考え方を使い、現実の事象に即して確率を計算します。条件が重なっているのか、排反なのか、独立と見なせるのかを整理してから式を立てないと、途中式が合っていても結論がずれやすくなります。

統計的な推測では、標本や推定の考え方を使ってデータを解釈する力が求められます。情報Iでは、情報社会の問題解決、コミュニケーションと情報デザイン、コンピュータとプログラミング、情報通信ネットワークとデータの活用が対象となり、用語知識を現実的課題の文脈で使う力が問われます。

対策

データ分析は、平均値、中央値、分散、標準偏差、相関係数を、手計算で途中式付きで解く練習を行いましょう。資料問題では、表のタイトル、単位、対象者、期間を最初に確認します。対象となるデータの範囲を取り違えると後続の計算が崩れるため、計算前の条件整理を答案の一部として扱うことが大切です。

確率は、余事象、場合分け、積の法則、和の法則を使い分ける練習を行います。問題文の条件を図や表に移すと、重複や漏れを見つけやすくなります。統計的な推測では、標本、母集団、推定、信頼区間の意味を具体例で説明できるようにし、データから何が言えるのか、何までは言えないのかを区別しましょう。

情報Iは、用語集の暗記だけでなく、問題発見、データ収集、分析、可視化、提案という課題解決の流れで整理します。直前期は総合500点を想定し、計算問題と説明問題を同じ比重で演習してください。計算で答えを出した後、結果の意味を1〜2文で説明する練習を毎回入れると、データ分析型の答案が安定します。

【情報学部 情報社会学科(小論文)】

配点

情報学部情報社会学科の小論文は200点配点で、英語200点と同配点です。二次試験では小論文が合否に大きく関わるため、資料読解型と課題文読解型の両方に対応できる準備が必要です。

基準年度では、テレワークに関する資料を読み取って生活変化や社会的課題を論じる問題と、テレビの意義に関する課題文を読んで著者の主張を説明し、自分の考えを述べる問題が出されました。情報化の利点と課題を多角的に捉え、根拠を示しながら論理的に文章を組み立てる力が求められます。

傾向

資料読解型では、表やデータから全体傾向、区分ごとの差、年齢階級別の特徴を読み取る力が問われます。単なる数値の列挙ではなく、そこから生活変化や社会的課題を見つけ、背景や意味まで説明する必要があります。

課題文読解型では、著者の主張を正確に説明したうえで、自分の経験や現代社会の状況に引きつけて考察する力が問われます。自分の意見を急いで書き始めると著者理解が浅くなりやすいため、まず本文が何を主張し、どの理由で支えているのかを整理することが重要です。

情報社会学科の小論文では、情報化が人々の生活、コミュニティ、働き方、メディア利用に与える影響を考える力が重視されます。利点だけ、または課題だけに偏らず、情報技術、メディア、生活時間、格差、コミュニティなどの具体的な観点を入れると、学科の方向性に合う答案になります。

対策

資料型小論文では、全体傾向、比較、例外、社会的意味の順にメモを作ってから書き始めましょう。資料の読み取りと自分の考察を分けることで、根拠のある答案になります。数値を書く場合は、ただ並べるのではなく、その差や変化が何を示すのかまで説明してください。

課題文型小論文では、著者の主張、根拠、自分の評価、具体例、結論の順で構成を作ります。本文の要約だけで終わらせず、自分の経験や現代社会の事例を使って考察を深めることが大切です。

情報社会に関するテーマは、テレワーク、SNS、動画配信、AI、個人情報、デジタル格差、メディアの公共性を中心に整理します。各テーマについて、利点、課題、改善策を3点セットで書けるようにしましょう。演習後は、資料根拠、著者理解、自分の主張、具体例、結論の5項目で答案を見直し、不足部分を書き直してください。

【人文社会科学部(小論文)】

配点

人文社会科学部の小論文は、社会学科、言語文化学科、法学科、経済学科でそれぞれ学科別に課されます。配点は、社会学科100点、言語文化学科100点、法学科80点、経済学科40点です。

基準年度では、社会学科と言語文化学科は60分、法学科と経済学科は50分の試験でした。いずれも限られた時間で課題文や設問条件を読み取り、要約、意見論述、問題解決のどれが求められているのかを判断し、論理的に文章を組み立てる力が問われます。

傾向

社会学科では、主体性をもって多様な人びとと協働して学ぶ態度が問われます。社会問題への一般的な感想だけで終わると得点が伸びにくいため、自分がどのように関わるのか、異なる立場にどう配慮するのか、他者とどのように連携して問題解決へ向かうのかを示す必要があります。

言語文化学科では、課題文の内容理解をふまえ、自分の気づきや考えを的確に表現する力が問われます。課題文の趣旨を押さえずに感想だけを広げる答案は避け、中心内容を要約したうえで、自分の考えを論理的に展開することが重要です。

法学科では、文章の読解力、論理的思考力、社会的問題への関心、表現力が総合的に評価されます。賛否だけを示して根拠が弱い答案ではなく、問題文の内容、社会的背景、根拠、反対意見への配慮を加えて構成する力が必要です。

経済学科では、出題文全体の理解と要約力が重視されます。複数の要素を並べるだけでなく、原因、影響、課題、意義の関係を整理し、本文全体の構造が伝わる形でまとめることが求められます。

対策

小論文対策では、課題文を読んだ後に、筆者の主張、根拠、具体例、自分の立場を分けて書き出しましょう。すぐに答案を書き始めず、設問が求める作業が要約なのか、意見論述なのか、問題解決なのかを確認することが大切です。

社会学科志望者は、多様な立場、協働、当事者性を入れて答案を作ります。自分の行動を述べるだけでなく、異なる意見をもつ人とどう関わるかまで書くと、答案の説得力が増します。言語文化学科志望者は、文化、言葉、表現、認識、感性に関わる文章を読み、課題文の語句と自分の考えを結びつけて説明する練習を行いましょう。

法学科志望者は、社会的問題について、制度、権利、責任、公平性、公共性の観点から考える練習が有効です。結論を先に決め、根拠、反対意見、再主張の順に構成します。経済学科志望者は、経済、企業、国際関係、環境、労働、消費に関する文章を要約し、複数の要素を因果関係でつなぐ練習を重ねてください。

【グローバル共創科学部(志望理由書)】

配点

グローバル共創科学部の志望理由書は100点配点です。英語、選択教科に加えて、志望理由書によって学部で学ぶ意欲と将来への接続が評価されます。

評価では、グローバル共創科学部を志望する理由、入学後の抱負と将来の夢、これまでの活動や体験を踏まえた自分の個性または能力が重視されます。志望理由書は、より良い未来社会の実現に貢献することへの意欲を判断する資料であり、社会課題への関心、自分の経験、学部での学び、将来の行動を一続きにして示す必要があります。

傾向

失点しやすいのは、学部名や理念をなぞるだけで、自分がなぜこの学部で学ぶのかが伝わらない文章です。関心のある課題と、自分の経験や学びたい分野を具体的に結びつけることで、一般論ではない志望理由になります。

将来の夢だけを大きく書くと、入学後に何を学びたいのかが曖昧になります。大学での学び、活動、身につけたい力を中間段階として書くことで、志望理由に説得力が出ます。また、活動実績を並べるだけでは主体性や協働性が伝わりにくいため、何に課題を感じ、どのように行動し、何を学んだのかまで書くことが大切です。

対策

志望理由は、「関心のある社会課題」「その課題に関心を持った経験」「グローバル共創科学部で学びたいこと」の順に整理しましょう。課題意識の出発点を明確にすると、大学名を置き換えても通用するような一般的な文章を避けやすくなります。

入学後の抱負は、英語、数理・データサイエンス、文理融合型の学び、地域や国際的な課題への関心と結びつけます。学部での学びを自分の将来像に接続すると、入学後の計画が具体化します。

これまでの活動や体験は、結果よりも過程を重視して書きましょう。主体的に行動した場面、多様な人と協働した場面、失敗や改善から学んだことを入れると、評価観点に合いやすくなります。仕上げでは、志望理由、入学後の抱負、将来の夢、活動や体験の4要素が重複せずにつながっているかを確認し、各段落の役割を明確にしてください。

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静岡大学 学部別受験対策・勉強法

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大学受験対策いつから始める?学年・時期別の勉強のポイント

大学受験勉強を始める時期は早ければ早い方が有利です。ただ、始めるのが遅いからといって志望校合格をあきらめるのはまだ早いです。また、時期によって最適な勉強方法は変わります。高1~高3冬まで、時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介します。

不登校・高卒認定者・通信制高校の静岡大学受験も対応可能

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静岡大学受験生からのよくある質問

静岡大学の入試傾向と受験対策とは?

今の偏差値から静岡大学の入試で確実に合格最低点以上を取る為には、入試傾向と対策を知って受験勉強に取り組む必要があります。

静岡大学にはどんな入試方式がありますか?

静岡大学には様々な入試制度があります。自分に合った入試制度・学内併願制度を見つけて、受験勉強に取り組んでください

静岡大学に合格する為の勉強法とは?

静岡大学に合格する為の勉強法としてまず最初に必要な事は、現在の自分の学力・偏差値を正しく把握する事。そして次に静岡大学の入試科目、入試傾向、必要な学力・偏差値を把握し、静岡大学に合格できる学力を確実に身につける為の自分に合った正しい勉強法が必要です。

静岡大学受験に向けていつから受験勉強したらいいですか?

答えは「今からです!」静岡大学受験対策は早ければ早いほど合格する可能性は高まります。じゅけラボ予備校は、あなたの今の実力から静岡大学合格の為に必要な学習内容、学習量、勉強法、学習計画のオーダーメイドのカリキュラを組みます。受験勉強はいつしようかと迷った今がスタートに最適な時期です。

高1から静岡大学合格に向けて受験勉強したら合格できますか?

高1から静岡大学へ向けた受験勉強を始めれば合格率はかなり高くなります。高1から静岡大学受験勉強を始める場合、中学から高校1年生の英語、国語、数学の抜けをなくし、特に高1英語を整理して完璧に仕上げることが大切です。高1から受験勉強して、静岡大学に合格するための学習計画と勉強法を提供させていただきます。

高3の夏からでも静岡大学受験に間に合いますか?

可能性は十分にあります。夏休みを活用できるのは大きいです。現在の偏差値から静岡大学合格を勝ち取る為に、「何を」「どれくらい」「どの様」に勉強すれば良いのか、1人1人に合わせたオーダメイドのカリキュラムを組ませて頂きます。まずは一度ご相談のお問い合わせお待ちしております。

高3の9月、10月からでも静岡大学受験に間に合いますか?

可能性は十分にありますが、まず現状の学力・偏差値を確認させてください。その上で、現在の偏差値から静岡大学に合格出来る学力を身につける為の、学習内容、勉強量、勉強法、学習計画をご提示させて頂きます。宜しければ一度ご相談のお問い合わせお待ちしております。

高3の11月、12月の今からでも静岡大学受験に間に合いますか?

現状の学力・偏差値を確認させて下さい。場合によりあまりにも今の学力が静岡大学受験に必要なレベルから大きくかけ離れている場合はお断りさせて頂いておりますが、可能性は十分にあります。まずはとにかくすぐにご連絡下さい。現在の状況から静岡大学合格に向けてどのように勉強を進めていくのかご相談に乗ります。

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