大学受験対策いつから始める?学年・時期別の勉強のポイント
大学受験勉強を始める時期は早ければ早い方が有利です。ただ、始めるのが遅いからといって志望校合格をあきらめるのはまだ早いです。また、時期によって最適な勉強方法は変わります。高1~高3冬まで、時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介します。
東京理科大学入試科目別対策
※調査提供:日本トレンドリサーチ、調査概要:2022年4~5月 サイトのイメージ調査、調査方法: インターネット調査、回答者数:1000、実施対象:全国の男女 ※サービス(商品)の利用の有無は聴取しておりません。
東京理科大学の科目別の入試傾向をもとにした各科目の勉強法や対策のポイント
東京理科大学合格を目指す方向けに、各入試科目の入試傾向から各科目の勉強法と対策のポイントをより詳細に解説。東京理科大学対策のオーダーメイドカリキュラムの詳細についても案内しています。
東京理科大学の英語の出題傾向と対策は以下の通りです。
◆2018年度版◆
試験時間は60分(経営学部は80分)です。出題形式はマーク式が多いですが、学部と年度により単語筆記や和訳・説明・本文引用などの記述が課される場合が見られます。経営学部と薬学部薬学科以外のすべての学部で、2014年度から2018年度までの過去5年以内に記述式の問題が出題されていますので、どの学部を受験する場合でも、単語記述や本文引用程度の記述には対応できるようにしておきましょう。
出題形式について注意したいこととして、2018年度は理工学部・基礎工学部・薬学部薬学科・工学部で問題がすべて英語化されていました。今後も英語による設問が増える可能性は十分に考えられますから、設問指示で用いられる英語に慣れると共に、速読力・語彙力を高めておきましょう。なお、2018年度までに一部の問題が英語化されたことがあるのは理学部数学科・物理学科・化学科(2016・2017年度)、理学部応用数学科・応用物理学科・応用化学科(2015・2018年度)です。また、薬学部生命創薬科学科は2016年度まで3年連続で問題が英語化されていました。上記以外では、問題指示は日本語が中心です。
他の学部を含め、出題内容としては長文読解や文法・語法問題、語句整序問題、短めの英作文など様々な形式の問題から構成されています。英語化されている問題でも内容一致肢選択や言い換え選択、指示語の示す内容把握、文法問題など、オーソドックスな出題が多いと言えるでしょう。一般的な総合問題の演習で十分に実力を養いましょう。なお、薬学部(生命創薬科学科)と理学部(応用数学・応用物理・応用化学)では2017年度に、理工学部で2014年度に日本語による字数制限付きの記述の出題がありましたので、英語化されている問題を出題する学部を志望する人でも日本語による記述演習をしておくと万全です。
長文問題では、自然科学分野の文章が比較的多いと言えますが、会話文(2018年度にラジオスクリプトの出題あり)、小説文、新聞記事なども出題されています。偏りなく様々な文章を読んで演習しておくとよいでしょう。本文中の専門的な単語や難易度が高いものについては注釈がついていますので、標準~やや難しい水準の英文を多読し、少しでも目にしたことのある語や言い回しを増やしておくことが有効です。
文法や語彙に関する問題は例年、独立した大問として出されたり、長文読解にも取り込む形で出題されています。また、学部によっては発音や語形変化の問題、多義語の本文中での意味・用法に関する問題なども見られます。文法をしっかり固めることはもちろん、語彙に関しては発音や語形変化、用法、派生語にも注意して暗記しておきましょう。
試験時間に対する問題の分量としては、どの学部でもやや多めで、問題が英語化されてる学部では特に多く感じられると思います。早くから文法・語彙などの暗記事項をしっかり固め、長文読解問題に時間を割けるようにしておきましょう。
東京理科大学の数学の出題傾向と対策は以下の通りです。
◆2018年度版◆
問題のレベルとしては、それほど難しくありませんので、基礎をしっかりと身につけたうえで、標準レベルの問題演習を行っておきましょう。分野の偏りもそれほどないため、全範囲について、バランスよく対策を行っておくことが重要になります。マーク式の解答では、誘導にうまく乗ることも必要になります。また、はじめのミスが最後まで繋がりやすいので、ケアレスミスをなくすことを心がけてください。 典型問題であっても計算がやや煩雑な場合もあるため、計算力を高めておくことが鍵となるでしょう。
受験する学部・学科だけでなく、他学部の問題も形式が似ているので、過去問演習として取り組んでおくとよいでしょう。また、論証問題の出題も目立ちますので、添削などを活用して答案作成力を養っておきましょう。
東京理科大学の国語の出題傾向と対策は以下の通りです。
時間は80分で大問2で解答形式はマークシート・記述式
東京理科経営の国語は、長文2題構成ですが、1題の文章量が非常に多くなっています。
東京理科経営の国語は、長文に加え、内容、設問も標準以上となっており、全体としてはやや難レベルでしょう。
【対策】
●速読を意識
東京理科経営の国語は問題文がとても長いので、常に時間を意識しておかなければいけません。まずは、段落ごとに内容を整理するところから始めましょう。また、話題が切り替わる部分などは見落とさないよう、注意して問題を解きましょう。
●様々な文章題に取り組む
東京理科経営の国語の問題はとにかく速読力が重要なので、様々な文章題に取り組むことも必要です。例えば、同じく速読を求められる早稲田の過去問がおすすめです。早稲田は古文も出題されますが、現代文だけやるという方法もあります。
東京理科大学の物理の出題傾向と対策は以下の通りです。
◆2018年度版◆
選択肢が用意されている空所補充形式で、解答はマーク式となっています。どの学部学科においても一定の分野に偏ることなく万遍なく出題されていますので、まずは苦手分野をなくしていくことが重要です。
問題の難易度としては標準レベルが中心となっています。受験生が見慣れないような問題や複雑な設定の問題も頻出ですが、基本に忠実に考えれば解答の指針は明快に立つものばかりですので、問題の見た目に惑わされないようにしましょう。各問題の選択肢は受験生が犯しがちなミスをついてくるものが揃っており、些細なミスが連鎖的な間違いを生む危険もあります。問題を読みながら重要部分にチェックを入れたり、もしくは図に書き込んだりして、問題の条件を見落とさない訓練をしておきましょう。過去問演習の際に他学部の問題も含めて取り組んでみることで、正確な計算力を養うこともお勧めです。 また、ほとんどの日程でグラフ選択なども出題されるため、自分で導き出した関係式をグラフにするなどして、物理現象をイメージしやすくしておくことが有効です。
東京理科大学の化学の出題傾向と対策は以下の通りです。
◆2018年度版◆
小問集合の出題があり、かなり細かい部分を問われることも多いので、あやふやな知識では太刀打ちできず、基礎知識をしっかり定着させておくことが必要です。そのためには教科書を何度も読み返す、入試標準レベルの問題集に繰り返し取り組む、といった反復学習が有効です。また、学部によってはグラフ選択や実験に関する出題も見られます。資料集などで、実験操作で使われる器具の名前や注意点などもチェックしておくとよいでしょう。
問題数がかなり多めで、分野の偏りは見られません。全範囲について、バランスよく学習を進めていくよう心がけてください。空所補充形式での出題も多いため、流れに沿う訓練をしておくとよいでしょう。また、問題文が長めになりますので、重要ポイントを見落とさないようしっかりと問題文を読む練習も必要になるでしょう。マーク式でも計算問題はほとんど選択式ではなく、自分で計算して数値を例にならってマークする形式ですので、日頃から自分の手を動かして最後まで計算する癖をつけておくと良いでしょう。
東京理科大学の生物の出題傾向と対策は以下の通りです。
◆2018年度版◆
【B方式】※理工学部(応用生物科学科、経営工学科)・基礎工学部(生物工学科)で選択可
大問数は理工学部・基礎工学部ともに3題で、理工学部は2017年度から1題減、全体の分量は両学部とも減少しました。年度によってやや分量の変動がありますが、例年、1つの大問中に複数の実験が登場し、設問ごとに長い文章や大きな図表・グラフが含まれ、80分という制限時間内での負担感は大きいといえます。
幅広い分野から出題され、難易度は標準~やや難です。知識問題はそれほど細かいものはみられませんが、考察問題は難易度が高い傾向にあり、実験結果に合うグラフを選ぶ、グラフや表から必要な数値を読み取り計算する、初見の概念や関数を用いて計算するなど、読解力に加えて実験データや数値を処理する能力が問われる印象です。解答は基本的にマーク式ですが、空欄補充、正誤判断、図・グラフ選択、計算など多彩な形式がみられます。理工学部では2014年度に、必要に応じて自分でグラフを作成したうえで計算する問題がありました。基礎工学部では30~80字程度の論述が出題されることもあり、塩基配列やグラフ・図の一部を記入したり、ゲノムを表す線上に遺伝子の存在部位をマークしたりすることもあります。2018年度は塩基配列の記入と、40字の記述問題がありました。
対策としては、日常学習の中で教科書と資料集をこまめに参照して知識を繰り返し整理しながら、記述式の問題も活用して考察問題への対応力を養っていきましょう。生物分野で扱う計算だけでなく、化学や数学で扱う数式・数値処理への苦手意識をなくすことも重要です。情報量が多い問題文に慣れ、図にまとめたり下線を引いたりしながら効率的に読みこなす訓練を積むことが効果的です。直前期には過去問を活用し、制限時間を最大限に活かした攻略イメージを自分なりに掴んでおくとよいでしょう。
東京理科大学の日本史の出題傾向と対策は以下の通りです。
時間は60分で大問4で解答形式はマークシート・記述式
東京理科経営の日本史は、詳細な内容を問うものや、論述問題が出題されるため、やや難レベルといえます。
東京理科経営の日本史は、指定された語句を使い、200字以内の論述問題が出題されます。また、別で40字~50字程度の論述問題も出題されます。
【対策】
●初見史料に注意
東京理科経営の日本史では、史料問題が多く出題されます。中でも、初見史料が出題されることが多いです。対策としては、様々な史料に目を通し、史料に対する読解力をつける方法があります。史料問題集なども活用しましょう。多くの史料に触れておくと、キーワードを見つけやすくなるため、史料に慣れておきましょう。
●論述問題対策
東京理科経営の日本史は、論述問題が頻出です。指定された文字数が多い場合は、書きながら考えることが求められます。素早く文の構造を作成できるよう、日ごろから論述問題に取り組みましょう。ある事柄について、その事柄の関連キーワードを使って200字程度にまとめる、など自分で問題を作成して上手くまとめられるようにしましょう。
東京理科大学の世界史の出題傾向と対策は以下の通りです。
時間は60分で大問3で解答形式はマークシート・記述式
東京理科経営の世界史は標準レベルの問題が多いですが、正文(誤文)選択問題に教科書に載っていない事柄が出題されることもあり、少し難易度は高めです。
東京理科経営の世界史は、現代史やアフリカ史、オセアニア史など、授業ではあまり扱われない範囲から出題されることがあります。2017年には、アフリカの現代史の範囲からの出題もありました。
【対策】
●用語集を活用
東京理科経営の世界史の正文(誤文)選択問題では、教科書外の知識が出題されることがあるので、用語集を活用していきましょう。教科書の内容を一通り理解できたタイミングで用語集を使い、知識を増やしていくことが重要です。
●すべての範囲をしっかり
東京理科経営の世界史は、出題範囲が幅広く、学習がおろそかになりやすくなる範囲からも出題されるので注意が必要です。アフリカ史、オセアニア史などに関しても、教科書に載っているレベルの用語は覚えるようにしましょう。
東京理科大学の政治経済の出題傾向と対策は以下の通りです。
時間は60分で大問3で解答形式はマークシート・記述式
東京理科経営の政治経済は、政治1題、経済2題の傾向が強く、経済重視の試験となっています。
2017年の東京理科経営の政治経済には、2016年に出題されなかった100字以内の論述問題が出題されました。
東京理科経営の政治経済は、標準的なレベルです。また、経済理論というよりは時事問題に絡めた問題のほうが多く出題される傾向にあります。
【対策】
●教科書を中心とした学習を
東京理科経営の政治経済は標準的なレベルのため、教科書を中心とした学習を心がけましょう。論述問題もレベル的には標準なので、仕組みなどをしっかり理解すれば解ける問題です。
●ニュースをチェック
東京理科経営の政治経済の問題は時事的な傾向が強いので、新聞やニュースをチェックすることは欠かせません。教科書と照らし合わせ、つながりを理解できるようにしましょう。
東京理科大学の学部別の受験対策はこちらです。
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大学受験勉強を始める時期は早ければ早い方が有利です。ただ、始めるのが遅いからといって志望校合格をあきらめるのはまだ早いです。また、時期によって最適な勉強方法は変わります。高1~高3冬まで、時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介します。
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