入試出題傾向・難易度・配点から
数学の勉強法を考察

過去の出題傾向から分析した大阪大学数学の2022年の出題予測

大阪公立大学のHPで公開されているサンプル問題（入試問題をイメージするために作成されたもの。問題形式や問題数、難易度などについては実際と異なる場合があります。）は、大阪市立大学の傾向を受け継いだ問題となっています。

文系は試験時間90分、理系は試験時間120分（後期日程は一部150分）となっています。

文系数学は現代システム科学域の理・数型の学類、経済学部、商学部、看護学部、生活科学部で出題されます。

出題範囲は数Ⅰ・Ⅱ・A・B（数列、ベクトル）。

サンプル問題では大問4題構成で、「整数に関する基礎知識（素因数分解、素数、素因数の個数）」「軌跡および図形と方程式に関する問題」「座標を用いた幾何の問題」「3次関数のグラフと直線の交わりから、囲まれた図形の面積を求める問題」が各大問で問われています。全体的に数学的な思考力・計算力をバランスよく試す問題が多く、証明問題・図示問題も出題され、総合的な力を問われます。

微分・ベクトル・図形と方程式が頻出です。

理系数学は、入試日程で試験時間が異なります。

・前期日程：現代システム科学域の知識情報システム学類と現代システム科学域（英・数型）、理学部、工学部、農学部、獣医学部、医学部の医学科で試験時間120分。

・中期日程：工学部で試験時間120分

・後期日程：理学部の数学科と物理学科で試験時間150分

　※理学部物理学科は、数学と理科合わせて試験時間150分

サンプル問題は文系数学と同じく、大阪市立大学の出題傾向を踏襲しています。

数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B（数列・ベクトル）。

大問は4題で、「無限級数と区分求積法、数学的帰納法に関する問題」「平面図形の面積を用いた積分問題」「複素数で表された関係式を図形に翻訳する問題」「漸化式に関する問題」となっています。

微・積分からの出題が頻出で、次いで複素数平面やベクトル、数列や極限、二次曲線なども融合問題としてよく出題されます。

大阪市立大学・大阪府立大学の入試とどう違うのか？

事前に公表されたサンプル問題はすべて大阪市立大学の過去問を基にしたものだと考えられます。そのため、大阪市立大学レベルの問題はしっかりと解けるようになっておく必要があります。

大阪公立大学の数学入試配点

大阪公立大学入試における英語の配点比率は、共通テスト・個別学力検査ともに比較的高めです。とくに理系学部においては配点が高めに設定されていますので、重点的な取り組みが求められます。

大問一つごとに50点となっており、バランス良く得点することが求められていると言えるでしょう。

大阪公立大学入学試験の数学難易度

大阪市立大学に準拠した内容が出てくるとすれば、理系・文系とも難易度は標準レベルと考えられます。

まずは教科書内容の理解・基礎基本の徹底を行い、問題演習を繰り返すことで地力をつけましょう。

時間配分として、理系は大問１題30分、文系は大問１題20分の計算となっています。得意分野・解きやすい問題とそうでないものの素早い見極めが求められます。

市大、府大、公立大学サンプル問題から分析できる大阪公立大学合格に求められる学力

上述通り、サンプル問題が市大から取られているため、公立大学の入試問題は市大のレベルもしくはそれに準じることが予想されます。市大の数学は国公立の中では標準レベルですので、上述のとおり教科書内容の理解・基礎基本の徹底を行い、問題演習を繰り返すことで地力をつけることが求められます。

また、基本的に記述での解答になります。証明問題に限らず、論理的かつ簡潔な答案を作成できるよう準備する必要があります。また、図形問題も頻出のため、日頃から図形を描く練習をして図形に関するポイントをおさえられるようにしてきましょう。

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以下、受験勉強を始める時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介しますのでこちらも参考にしてください。

大阪公立大学の数学以外の科目別対策勉強法

大阪公立大学の数学以外の他の入試科目別勉強法はこちらから見る事ができます。

• 地学対策
• 物理対策
• 生物対策
• 化学対策
• 国語対策
• 英語対策

大阪公立大学 学部別受験対策

大阪公立大学の学部別受験対策はこちらから見ることができます。

• 生活科学部
• 看護学部
• 医学部
• 獣医学部
• 農学部
• 工学部
• 理学部
• 商学部
• 経済学部
• 法学部
• 文学部
• 現代システム科学域

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