大学入学共通テスト
国語の傾向と対策

センター試験から大学入学共通テストに変わり、その違いや共通テストの対策の仕方に不安を感じている受験生が多いことでしょう。

ここでは、大学入学共通テストの国語対策について、出題傾向やセンター試験からの変更点、共通テストの国語では何が求められるのか解説していきます。共通テストの国語の問題傾向、センター試験との違いをしっかりと把握して正しい共通テスト対策を行っていきましょう。

大学入学共通テスト国語の問題傾向

 

問題内容

配点

第2問

【現代文】広報の文章(ポスター),法的な文章(条文),論理的な文章の構成や展開をとらえるなど,テクストの内容を的確に読み取る力を問うとともに,それらを互いに関連付けながら,設問中に示された条件に応じて考えを深め,適切に判断する力を問う問題

16点

第3問

【現代文】詩とエッセイの二つを関連付けながら,書き手の心情や意図,文学的な文章における構成や表現の工夫を読み取る力を問う問題

16点

第4問

【古文】古文(物語)を題材として提示し,登場人物の心情や言動の意味をとらえるとともに,物語について話し合う生徒の言語活動の場面を想定し,和歌集との比較を通して,表現の工夫や登場人物の心情等をとらえ,古文を的確に理解する力を問う問題

16点

第5問

【漢文】故事成語の出典となる文章(現代語訳)と漢文とを題材として提示し,テクストの比較を通して,登場人物の心情や言動の意味等をとらえ,漢文を的確に理解する力を問う問題

13点

 

現代文の問題傾向

 大学入学共通テスト国語の現代文の問題傾向ですが、大きな特徴が2つあります。まず評論文において、表や資料を用いた文章が出題される傾向にある点です。そして2つ目の特徴は、文学的文章において詩やエッセイなどのジャンルが出題される可能性があるという点です。

共通テスト現代文のプレテスト(施行テスト)出題内容

 平成30年度プレテストの出題内容

 ※第1問の記述式問題については省略します。

第2問:評論文、配点50点

  ポスターや法律の条文など複数の資料・表が掲載されており、それらの内容を読み取りながら長文読解をしていく問題です。

 第3問:詩とエッセイ、配点50点

  同一作者による詩とエッセイが題材となっています。センター試験では扱われなかった詩とエッセイについての出題です。詩については、表現の特徴が問われ、修辞の理解が必要になる設問も出題されました。

古文・漢文の問題傾向

  大学入学共通テスト国語の古文・漢文の問題傾向ですが、設問に新傾向が見られます。古文・漢文ともに最終設問が複数の生徒や先生による対話型問題となっています。

 共通テスト古文・漢文のプレテスト(施行テスト)出題内容

平成30年度プレテストの出題内容

 第4問:古文、配点50点

 題材は『源氏物語』。最後の設問が教師と生徒の討論型問題となっており、新傾向なので要注意です。

 第5問:漢文、配点50点

  故事成語の「朝三暮四」をテーマとした漢文。最後の設問が生徒たちによる対話型問題となっています。

共通テスト国語のセンター試験からの変更点

 

共通テスト(プレテスト)

センター試験

試験時間

80分

80分

配点

200点

200点

新たな
問題傾向

評論文における図表等の読解
詩・随筆(エッセイ)の出題

 

 

  • センター試験:試験時間80分、マーク式、配点200点
  • 共通テスト:試験時間80分、マーク式、配点200点

 共通テスト国語において、当初は記述式問題が導入されるという話でしたが、記述式問題の導入は見送られることになりました。ゆえに試験時間80分で現代文・現代文・古文・漢文の4題をこなすという面で、従来のセンター試験と形式的には同じです。

ただ問題の中身に様々な変更点が見られます。特に大きな変更点は2つあります。評論文における資料・表の挿入、そして文学的文章における詩・随筆(エッセイ)の登場です。

評論文においては長い文章を読むだけでも大変なのに、加えて資料や表を読み取らないといけなくなります。文学的文章においては、これまでのセンター試験では小説が定番でした。今後は詩・エッセイが定番化するのか、小説の年と詩・エッセイの年に分かれるのか、はたまた新ジャンルが登場するのか、あらゆる可能性を想定しておかないといけません。

共通テスト古文・漢文は現代文ほど大きな変化はありませんが、設問に新傾向(対話型の問題)が見られます。

 

大学入学共通テスト国語の対策

現代文の対策

 大学入学共通テスト国語の現代文の対策としては、まずはプレテスト(試行調査)の問題を確認して傾向をつかむことが先決です。プレテストは過去2回だけなので、プレテスト以外の現代文対策としては模試を受けること、センター過去問に挑戦することが効果的でしょう。センター過去問は良問が多いので、現代文の基礎力を磨くには有効だと思います。

詩・随筆(エッセイ)についても読解練習をしておきましょう。

古文・漢文の対策

 大学入学共通テスト国語の古文対策、漢文対策に関しても、まずはプレテストとセンター過去問を見比べて新傾向の設問をチェックしてみると良いでしょう。古文・漢文については、センター過去問を解くことが十分な共通テスト対策につながります。

共通テスト国語で必要な力

 国語といえば読解力。それはもちろんですが、共通テストの国語で安定した点数を取るためにまず必要不可欠なものは国語基礎力です。古文であれば古文単語を覚える、漢文であれば句形を覚えるなどの基本が大切です。古文で点数を取れない原因を探っていくと、実は古文単語をあまり覚えていなかったという人は案外多いです。国語基礎力を身につけないまま何となく国語のテストを受けてきたという人は案外多いです。

国語基礎力を身につけたうえで、長文に慣れる、設問形式に慣れるといった勉強をしていけば、共通テストでも安定した点数を取れるようになる土台が出来上がります。

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