大阪大学の英語対策

入試出題傾向・難易度・配点から
英語の勉強法を考察

大阪大学

引用元:大阪大学ホームページ

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目次

2021年度大阪大学入学試験の英語出題傾向分析

大阪大学の英語は、大問4つで構成され、これらを90分で回答します(文学部は105分/外国語学部は120分)

大問ごとの形式は、例年大きな変化はありません。外国語学部は下記に加えてリスニングがあります。

大問1 和訳 

A60語程度~80語程度の英文和訳が2問出されとBの2文が出されます。

全文訳すか下線部のみかは年度によって異なります。

大問2 長文

単語の意味・前置詞を入れる問題など様々な形式を問われる。

大問3 自由英作文

70語程度の自由英作文。

大問4 英訳

AとBの2種類の文が出される。Bの問題は文学部とそれ以外の学部で訳す内容が異なる。

英語出題傾向の概要

リスニング以外のすべての英語対策が必要となり、総合力が問われます。

この量を90分で解こうと思うと、時間的にはぎりぎりです。ですので、まずは90分で解き切る感覚を身につけましょう。

和訳・自由英作・英訳でそれぞれ15分、長文は30分で解けるようにし、残りの15分を見直しに使う。ぎりぎりで解くのではなく、しっかりと見直しの時間もとれるくらいのスピードで試験に臨めるように準備をしましょう。

注意点として、英作文が出題されるにも関わらず、下書きに利用するような用紙は配られません。問題冊子の空白を効率よく使えるように練習しておくなど、事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。

また特徴として、問題文に「日本語で表しなさい」「英語で表しなさい」という表現が使われます。「日本語に訳しなさい」「英語に訳しなさい」ではなく「表しなさい」ということは、英文・日本語の文そのままに訳さなくてもよいということ。分かりやすいように、自分が知っている構文に言い換えるなどして、内容が伝わるようにすることを心がけましょう。

大阪大学の英語入試配点

大阪大学入試の問題別の詳細な配点は不明です。構成から予想される配点は下記のとおりです。

英語の問題別入試配点予想

  • 大問1 英文和訳 25%
  • 大問2 長文読解 30〜35%(パラフレーズ・内容一致問題含む)
  • 大問3 自由英作文 15〜20%
  • 大問4 和文英訳 20〜25%

大阪大学入学試験の英語難易度

大阪大学の英語には読解力・記述力など総合的な力が問われます。

暗記、表面的な理解では到底合格には届かず、高い基礎力および自分の考えを伝えられる高い記述力が要求されます。

特に問われるのは難解な英文をじっくり読み解く力と、その内容を的確に記述する国語力。英訳の課題文を英訳しやすい日本語に変換するという意味でも国語力が問われています。

英文和訳・長文読解・和文英訳・自由英作文(外国語学部ではリスニングも)と、英語の総合力が問われる出題になっていて、難易度は高めです。

英語過去問から分析できる大阪大学合格に求められる学力と対策

総合的な力が問われます。

かなりの語彙力が求められ、単語帳に載っている単語はもちろん過去問で一度出てきた単語は覚えておきたいところです。ただ、大半の単語は基礎的なものとそこから派生した応用的なものなので、基礎を疎かにせず、英単語レベルで自分が知らない意味は無いのかを把握することから始めましょう。

文章は奇問というわけではなく素直な出題がほとんどですが、正確に読み取る読解力は必要です。また、英訳・和訳のどちらも、自分が伝えたい内容を知っている構文や言い方に変える力が必要です。これは読んで意味がわかったと思ってもいざ文章にしようとしたときに、うまくかけない場合が多いので、普段から文章を書くことには慣れておきましょう。

また、文章量が多めの割には時間がさほどあるわけではありません。文章を速く正確に読む速読力と読解力は必須です。

英文和訳の特徴と対策勉強法

例年、60語〜80語程度の英文和訳が2問出題されます。

一文が長いうえ構成が複雑で、文法・構文に基づいて正確に読む練習が必要です。 全体的に言えることですが、合格のためにはかなりの語彙力が必要です。単語帳に載っている単語はもちろん、過去問で一度出てきた単語は覚えるようにしましょう。

長い文章の和訳のため、修飾関係が非常に複雑で、複雑な文構成を読み解く力が問われています。修飾関係が複雑なため意味の通る日本語にすることが難しく、英語の理解はもちろん、日本語の記述力も高める必要があります。伝わりにくい表現だと減点の対象になることもありますので、普段から正確にわかりやすく伝わる文章を書けるよう心がけましょう。

長文読解(リーディング)の特徴と対策勉強法

大阪大学の長文読解は、単語数が500〜700語程度。700単語までの文章が出題されると想定して準備すれば余裕を持って臨めます。読み応えのある長文が出題されますので、速読と同時に精読の力を身につけることが大切です。

また設問の内容としては、空欄補充など確実に点数を取っておきたいような問題から、内容説明・英文和訳といった合否を左右するような問題まで、幅広く出題されます。前者で取りこぼしがないように基本的なことは確実に抑えておきましょう。

論説文・説明文の出題が比較的多く、主張が繰り返されたり対比的に文章が展開されるのが特徴です。

自由英作文の特徴と対策勉強法

例年60-70単語程度の自由英作文が出題されています。

毎年問題形式が異なるため、「こういった問題が出題する」と言うことは難しいです。どのような設問が問われても正確に英語で表現できるように準備することが重要です。

例年、自分の意見を書く形式の問題が出題されます。論理的で分かりやすい意見を述べる、わかりやすく伝わる文章を書く力が必要とされます。

和文英訳の特徴と対策勉強法

大阪大学の英語では、和文英訳の難易度が最も高いといわれています。英文にしにくい日本語をいったん英訳しやすい日本語に言い換え(和文和訳)たうえで、それを英語に直せる力が問われます。直訳できるような英文が出題されることはなく、まずは設問をいかに簡単にするかが鍵となります。

リスニングの特徴と対策勉強法

設問形式は内容説明型の記述問題です。

大阪大学の外国語各部にはリスニングがあります。 試験時間はリスニングを含めて120分。英語の試験開始から30〜40分後から音声が流れ始め、25分程度で実施されます(3分程度の放送が2回繰り返されます)。ですのでそれ以外の大問を90分前後で回答する必要があります。

設問は問題冊子に印刷されており、日本語で書かれています。例年5問程度の日本語記述問題で、20文字ほどで解答が済んでしまうものから、3〜4行の記述を求められるものまで問題は幅広いものとなっています。

設問冊子に印刷されているので、先に目を通しましょう。2回の放送は間をあけずに放送されます。一回聞いて慌てて回答するのではなく、2回の放送が終わってから記入することで正確さが増します。

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大阪大学の英語対策の勉強はいつから始める?

大阪大学を目指す受験生から、「英語が全然できないのですが高3の夏休みや8月、9月から勉強に本気で取り組んだら大阪大学に合格できますか? 「英語が足を引っ張って模試で 大阪大学の合格判定がE判定だけど間に合いますか?」という相談を受けることがあります。

勉強を始める時期が高3の10月以降になると、英語の偏差値や学力が大阪大学の英語の合格ラインからあまりにもかけ離れている場合は現役合格が難しい場合もありますが、対応が可能な場合もございますので、まずは一度ご相談ください。

大阪大学に受かるには必勝の勉強法が必要です。英語はもちろんの事、英語以外の大阪大学の志望学部の入試科目全ての科目に対して、大阪大学に合格するために必要な学習カリキュラムを最短のスケジュールで作成し、大阪大学合格に向けて全力でサポートします。

以下、受験勉強を始める時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介しますのでこちらも参考にしてください。

大学受験対策いつから始める?学年・時期別の勉強のポイント

大学受験勉強を始める時期は早ければ早い方が有利です。ただ、始めるのが遅いからといって志望校合格をあきらめるのはまだ早いです。また、時期によって最適な勉強方法は変わります。高1~高3冬まで、時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介します。

大阪大学の英語以外の科目別対策勉強法

大阪大学の英語以外の他の入試科目別勉強法はこちらから見る事ができます。

大阪大学 学部別受験対策

大阪大学の学部別受験対策はこちらから見ることができます。

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英語の力をつけて大阪大学に合格するには、英語で合格ボーダーライン以上得点を取れるように、英語の入試傾向や現在の自分自身の英語の学力を踏まえて戦略的に勉強に取り組まなければなりません。 しかし、大阪大学合格に向けて予備校や塾に行く場合、英語だけ受講するにしても予備校代や塾代は高く、大阪大学の入試科目全てを受講する場合かなり高額になる所が多いようです。

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