入試出題傾向・難易度・配点から
物理の勉強法を考察

2025年度までの大阪大学の物理試験の出題傾向

2025年度までの大阪大学の物理にはどのような特徴があるのでしょうか。

2026年度の大阪大学の物理試験の対策のためにまず阪大物理の出題傾向について紹介していきます。

大阪大学　物理試験の概要

大阪大学理科の試験時間は150分。物理・化学・生物から2科目を選択します。

※医学部保健学科看護学専攻は、理科1科目・75分

大問３題の出題ですが、そのうちの大問３が２つのテーマに分かれていて、実質的には４題の構成になっています。一科目あたり75分で解かなければならず、難易度・計算量を考えると短いと言えます。

解答のみを記述する単答形式が中心。空所補充形式や記号選択形式が大部分です。年によって描図問題が出題されますが、論述問題は近年出題がありません。

出題分野は力学、電磁気が頻出で、次いで熱力学からの出題も多くあります。各分野全般から大きな偏りはなく、満遍なく学習することが求められます。また、分野を横断する融合問題も多く見られ、力学と他分野との融合問題が特徴的です。

大阪大学　物理試験の配点

大阪大学の各学部の配点は以下の通りとなっています。

学部等	共通テスト	国語	地歴公民	数学	理科	外国語	情報	合計
文	260	150	(100)	(100)		150		400
人間科学	630	200		200		200		600
外物理	235	100	(100)	(100)		300		500
法	600	200	0	200	0	200	0	600
経済	300	0		100		100		300
理	310	0		250	250	200		700
基礎工	325	0		250	250	200		700
工	325	0		250	250	200		700
医・医	500	0		500	500	500		1500
保健看護	625	0		100	100	200		400
放射線/検査	520	0		100	100	225		675
歯	470	0		300	300	300		1200
薬	425	0		250	250	150		700

※( )は選択

大阪大学　物理の合格最低点と平均点

物理単体での合格最低点・平均点は不明ですが、令和6年度入試の学部ごとの合格最低点は下記のようになっています。

学部・学科	総点	共通テスト	個別学力検査
文学部	429.05	178.72	212.0
人間科学部	777.0	461.75	261.33
外物理学部	278.13	79.74	189.66
法学科	581.5	346.25	195.5
国際公共政策学科	598.0	347.25	216.5
経済学部A配点	490.76	452.7	18.0
経済学部B配点	364.89	42.75	314.4
経済学部C配点	398.68	227.58	143.66
物理科	590.5	205.0	343.25
物理学科	578.0	208.12	333.25
化学科	571.12	214.87	324.0
生物科学科（生物科学コース）	591.37	212.0	349.75
生物科学科（生命理学コース）	568.75	216.0	319.0
医学科	1404.0	399.0	945.0
保健学科（看護学専攻）	606.1	406.5	147.0
保健学科（放射線技術科学専攻）	618.55	348.75	233.0
保健学科（検査技術科学専攻）	632.25	349.25	232.0
歯学部	993.0	309.5	645.0
薬学部	650.12	305.87	315.25

大阪大学　物理の入試難易度

大阪大学の物理は難易度が高く、単に公式を知っているだけ・適用するだけで解ける問題はほとんどありません。典型的な問題をそのまま出題してくることはほとんどなく、基本を徹底して身につけ、そのうえでそれを応用する力が問われます。

また、試験時間150分のうちで2科目に取り組まなければならず、スピーディーに回答することも求められます。

大阪大学　物理の時間配分

大阪大学の物理試験を攻略するには、戦略的な時間配分が極めて重要です。阪大の物理は毎年、大問3題で構成され、理科2科目に割り当てられた150分のうち、物理に使えるのはおよそ75分。つまり、1題あたり約25分ということになりますが、出題される問題は計算量が多く、設定も独特で複雑なものが多いため、時間的には非常に厳しいのが実情です。

阪大の物理は、単なる公式の当てはめでは太刀打ちできません。初見の設定や現象を題材にした問題が多く、「典型問題を確実に解く」だけでなく、「未知の状況を理論的に整理して対応する力」が求められます。そのため、普段の学習から思考力を養い、パターン演習に頼りすぎない訓練が不可欠です。

時間配分の面では、試験開始直後に3題すべてに目を通し、「解きやすい問題」「見通しの立つ問題」から着手することをおすすめします。難問に固執せず、取れる問題から確実に得点し、残り時間でじっくりと難問に挑む。このようなメリハリある戦略が、高得点への第一歩です。

大阪大学に合格するための物理の対策と勉強法

表面的な理解による公式の適用だけでは対処できない問題が多く出題されます。まずは教科書を中心にして基礎を十分に理解し、少なくとも1冊は問題集を仕上げるくらいのレベルに達する必要があります。物理の本質が理解できているかどうかがカギとなります。

問題演習が当然必要になってきますが、そのためには問題文の意味を正確に読み取る読解力が必要です。また計算力を要する問題も頻出なため、計算力を含めた数学的な力を身につける必要もあります。

問題演習を行う際には、試験時間を意識して取り組む必要があります。75分で大問３つ（実質4つ）を解かなければならないため、ふだんから時間内にとききる練習をして置かなければ、本番では全く力を発揮できずに終わる可能性もあります。

年度によっては描図問題・論述問題も出されます。これらに対応するためには、普段の演習時からたんに問題を解くだけではなく、図やグラフを描いてまとめる、解を導いた仮定を論述するなど、意識した演習に取り組む必要があります。

2026年度入試の大阪大学　物理入試対策プログラム

大阪大学の物理は、表面的な理解による公式の適用だけでは対処できない問題が多く出題されます。まずは教科書を中心にして基礎を十分に理解し、少なくとも1冊は問題集を仕上げるくらいのレベルに達する必要があります。

じゅけラボでは、大阪大学の物理対策をあなたの知識レベル、学力に合わせてオーダーメイドでカリキュラムを作成します。

物理の学習で使う問題集や参考書の選定、学習ルートを行い、あなた専用の学習計画表を作成して勉強法まで提示させていただきますので安心して大阪大学の物理対策の勉強に取り組む事ができます。

また、合格するためには物理以外の科目の点数をとる事も重要です。じゅけラボでは大阪大学の入試に必要な物理以外のすべての科目も同様にオーダーメイドカリキュラムを作成します。１科目でも全科目でも料金は変わりませんので皆さんに費用面は安心して受講いただいております。

大阪大学の物理攻略の勉強法としてぜひ一度じゅけラボのオーダーメイドカリキュラムをお試しください。

よくある質問

大阪大学合格を2025年度（令和7年度）入試で目指す受験生のあなたへ。物理に苦手意識がある場合、受験戦略なしにただがむしゃらに物理を勉強しても大阪大学合格に必要な物理のボーダー点をとる事は出来ません。物理で合格点を取るためには、自分自身の今の物理の学力をしっかりと把握して、大阪大学の入試傾向と対策を踏まえた学習をする必要があります。

実は多くの受験生が現状の自分の学力レベルを把握できておらず、自分の学力レベルより高いレベルから受験勉強を始める傾向にあります。参考書や解説集、演習問題の選び方でもそうです。また、受験勉強では時間が命。限られた時間を有効に利用するためには正しい勉強方法で勉強を進めることが重要です。

じゅけラボ予備校の受験対策では、まず学力テストであなたの現状の学力レベルを物理だけでなく受験に必要な全ての科目で把握します。 そして、レベルに合った学習内容からスタートして大阪大学に合格するために必要な学習内容と学習計画でカリキュラムを作成し、物理だけでなく全ての入試科目別に正しい勉強法を提供します。

また、じゅけラボのカリキュラムは、塾や予備校に通っている生徒でも塾や予備校の勉強の邪魔をすることなく取り組むことが可能です。あと物理だけでなく全ての入試科目ごとに正しい勉強方法が具体的に示しますので、塾なしで独学受験勉強する場合にも最適です。

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物理が苦手でやる気と自信をなくしている大阪大学受験生へ

模試で物理の結果が悪かった、または物理が大きな原因でE判定だったことで「大阪大学に受かる気がしない」とやる気と自信をなくしてしまっている大阪大学学受験生のあなた、あきらめるのはまだ早いです。

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大阪大学の物理対策の勉強はいつから始める？

大阪大学を目指す受験生から、「物理が全然できないのですが高３の夏休みや8月、9月から勉強に本気で取り組んだら大阪大学に合格できますか？ 「物理が足を引っ張って模試で 大阪大学の合格判定がE判定だけど間に合いますか？」という相談を受けることがあります。

勉強を始める時期が高３の10月以降になると、物理の偏差値や学力が大阪大学の物理の合格ラインからあまりにもかけ離れている場合は現役合格が難しい場合もありますが、対応が可能な場合もございますので、まずは一度ご相談ください。

大阪大学に受かるには必勝の勉強法が必要です。物理はもちろんの事、物理以外の大阪大学の志望学部の入試科目全ての科目に対して、大阪大学に合格するために必要な学習カリキュラムを最短のスケジュールで作成し、大阪大学合格に向けて全力でサポートします。

以下、受験勉強を始める時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介しますのでこちらも参考にしてください。

大阪大学の物理以外の科目別対策勉強法

大阪大学の物理以外の他の入試科目別勉強法はこちらから見る事ができます。

• 地理対策
• 生物対策
• 化学対策
• 世界史対策
• 日本史対策
• 国語対策
• 数学対策
• 英語対策

大阪大学 学部別受験対策

大阪大学の学部別受験対策はこちらから見ることができます。

• 理学部
• 薬学部
• 法学部
• 文学部
• 人間科学部
• 歯学部
• 工学部
• 経済学部
• 基礎工学部
• 外国語学部
• 医学部

大阪大学の物理に強くて安い予備校、専門塾をお探しなら

物理の力をつけて大阪大学に合格するには、物理で合格ボーダーライン以上得点を取れるように、物理の入試傾向や現在の自分自身の物理の学力を踏まえて戦略的に勉強に取り組まなければなりません。 しかし、大阪大学合格に向けて予備校や塾に行く場合、物理だけ受講するにしても予備校代や塾代は高く、大阪大学の入試科目全てを受講する場合かなり高額になる所が多いようです。

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