入試出題傾向・難易度・配点から
化学の勉強法を考察

2025年度までの大阪大学の化学試験の出題傾向

2025年度までの大阪大学の化学にはどのような特徴があるのでしょうか。

2026年度の阪大の化学試験の対策のために阪大の化学の出題傾向について紹介していきます。

大阪大学　化学試験の概要

大阪大学理科の試験時間は150分。物理・化学・生物から2科目を選択します。

※医学部保健学科看護学専攻は、理科1科目・75分

例年大問４題が出題され、出題範囲は化学基礎・化学です。理論化学と有機化合物からの出題が多く見られ、無機化学からの出題がないこともあります。出題されるとしても複合・融合問題として出されることが多いです。

複数の単元からの融合問題も多く、基本を理解した上での応用力が問われます。

出題形式は基本的に空所補充・小問形式となっていて、選択問題はほとんどありません。小問は、20から100字程度の論述や反応式を書かせる問題、実験装置やグラフの図示をさせるなどの問題が多く、解答だけでなく計算の途中過程を記述されるものも出題されます。

論述は、マス目による字数制限や解答欄の枠内で答える形式があり、要点を簡潔にまとめる力が必要です。

知識を覚えているだけ、公式を当てはめるだけで通用する問題はなく、思考力・応用力が問われる問題ばかりです。教科書の理解をした上で、演習に数多く取り組み応用力を培う必要があります。

１科目あたり75分とすると、大問一つ15−16分で解き、残り時間を見直しに当てる必要があります。ただ、高いレベルの読解力・考察力が要求されるうえに、論述問題や計算の過程を記述させる問題もあり、時間的な余裕はほとんどないと思っていいでしょう。

大阪大学　化学試験の配点

大阪大学の各学部の配点は以下の通りとなっています。

学部等	共通テスト	国語	地歴公民	数学	理科	外国語	情報	合計
文	260	150	(100)	(100)		150		400
人間科学	630	200		200		200		600
外物理	235	100	(100)	(100)		300		500
法	600	200	0	200	0	200	0	600
経済	300	0		100		100		300
理	310	0		250	250	200		700
基礎工	325	0		250	250	200		700
工	325	0		250	250	200		700
医・医	500	0		500	500	500		1500
保健看護	625	0		100	100	200		400
放射線/検査	520	0		100	100	225		675
歯	470	0		300	300	300		1200
薬	425	0		250	250	150		700

※( )は選択

大阪大学　化学の合格最低点と平均点

化学単体での合格最低点・平均点は不明ですが、令和6年度入試の学部ごとの合格最低点は下記のようになっています。

学部・学科	総点	共通テスト	個別学力検査
文学部	429.05	178.72	212.0
人間科学部	777.0	461.75	261.33
外物理学部	278.13	79.74	189.66
法学科	581.5	346.25	195.5
国際公共政策学科	598.0	347.25	216.5
経済学部A配点	490.76	452.7	18.0
経済学部B配点	364.89	42.75	314.4
経済学部C配点	398.68	227.58	143.66
物理科	590.5	205.0	343.25
物理学科	578.0	208.12	333.25
化学科	571.12	214.87	324.0
生物科学科（生物科学コース）	591.37	212.0	349.75
生物科学科（生命理学コース）	568.75	216.0	319.0
医学科	1404.0	399.0	945.0
保健学科（看護学専攻）	606.1	406.5	147.0
保健学科（放射線技術科学専攻）	618.55	348.75	233.0
保健学科（検査技術科学専攻）	632.25	349.25	232.0
歯学部	993.0	309.5	645.0
薬学部	650.12	305.87	315.25

大阪大学　化学の入試難易度

表面的な知識にだけでは歯が立たない問題が多く、基礎の徹底的な理解の上に立った応用力・思考力と、字数内に適切な解を記述する論述力が求められます。

計算の過程やグラフの描図も要求されるうえ、複数単元の融合問題も頻出で国立大の二次試験の中では高めのレベルの問題です。

さらに、大問4題を75分で解かなければならないという時間の制約もあり、時間的な余裕は殆どないと思って準備する必要があります。

大阪大学　化学の時間配分

大阪大学の化学は試験時間に対して問題の分量が非常に多く、すべてを丁寧に解こうとすると時間が足りなくなる恐れがあります。理科2科目で150分という制限の中、化学にはおおよそ75分を割けると仮定しても、大問1題あたりにかけられる時間は15〜20分が目安です。計算や化学反応式の考察に時間を取られることも多いため、解く順番を工夫することが重要です。

本番では、問題全体にざっと目を通し、すぐに取りかかれる設問や得点源になりそうな部分から解くことがポイントです。難問や時間がかかりそうな問題は後回しにし、限られた時間の中で最大限の得点を狙う「時間配分力」が、合否を分けるカギとなります。普段の演習から時間を意識して取り組む習慣が、合格への土台となるでしょう。

大阪大学に合格するための化学の対策と勉強法

まずは基礎的・基本的な知識をおさえることが重要です。

融合問題や見慣れない実験内容などが出題されることがありますが、それらはすべて基礎・基本知識の積み重ねがないとわからないものになっています。基礎的な内容をおさえたうえで、理論的な考察を加えることができるかを問うているため、まずは基本的な知識をおさえることが大切です。また、基本問題を取りこぼさないことも合否に関わる重要なポイントです。

とくに理論化学は、融合問題が多く、「なぜそうなるのか」が理解できていなければ解けない問題が出題されます。知識の丸暗記にとどまることなく、その現象の原因や背景までも考察する習慣を身につけましょう。

実験関連の問題も出題されますが、ここでも「なぜそのような手順を踏むか、なぜその実験器具を使用するか」を理解しておく必要があります。

「なぜ」を意識して学習に取り組んでください。

論述問題

20〜100字程度の論述問題は必ず出題されると思って対策する必要があります。

簡潔に、かつ要点をおさえて論述するには、準備段階から知識を覚えるだけではなく、なぜそうなるかを考察し、論理的にまとめる練習をして置くことが大切です。

2026年度入試の大阪大学　化学入試対策プログラム

大阪大学の化学は、知識を覚えているだけ、公式を当てはめるだけで通用する問題はなく、思考力・応用力が問われる問題ばかりです。

じゅけラボでは、大阪大学の化学対策をあなたの知識レベル、学力に合わせてオーダーメイドでカリキュラムを作成します。

化学の学習で使う問題集や参考書の選定、学習ルートを行い、あなた専用の学習計画表を作成して勉強法まで提示させていただきますので安心して大阪大学の化学対策の勉強に取り組む事ができます。

また、合格するためには化学以外の科目の点数をとる事も重要です。じゅけラボでは大阪大学の入試に必要な化学以外のすべての科目も同様にオーダーメイドカリキュラムを作成します。１科目でも全科目でも料金は変わりませんので皆さんに費用面は安心して受講いただいております。

大阪大学の化学攻略の勉強法としてぜひ一度じゅけラボのオーダーメイドカリキュラムをお試しください。

よくある質問

大阪大学合格を2025年度（令和7年度）入試で目指す受験生のあなたへ。化学に苦手意識がある場合、受験戦略なしにただがむしゃらに化学を勉強しても大阪大学合格に必要な化学のボーダー点をとる事は出来ません。化学で合格点を取るためには、自分自身の今の化学の学力をしっかりと把握して、大阪大学の入試傾向と対策を踏まえた学習をする必要があります。

実は多くの受験生が現状の自分の学力レベルを把握できておらず、自分の学力レベルより高いレベルから受験勉強を始める傾向にあります。参考書や解説集、演習問題の選び方でもそうです。また、受験勉強では時間が命。限られた時間を有効に利用するためには正しい勉強方法で勉強を進めることが重要です。

じゅけラボ予備校の受験対策では、まず学力テストであなたの現状の学力レベルを化学だけでなく受験に必要な全ての科目で把握します。 そして、レベルに合った学習内容からスタートして大阪大学に合格するために必要な学習内容と学習計画でカリキュラムを作成し、化学だけでなく全ての入試科目別に正しい勉強法を提供します。

また、じゅけラボのカリキュラムは、塾や予備校に通っている生徒でも塾や予備校の勉強の邪魔をすることなく取り組むことが可能です。あと化学だけでなく全ての入試科目ごとに正しい勉強方法が具体的に示しますので、塾なしで独学受験勉強する場合にも最適です。

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化学が苦手でやる気と自信をなくしている大阪大学受験生へ

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大阪大学の化学対策の勉強はいつから始める？

大阪大学を目指す受験生から、「化学が全然できないのですが高３の夏休みや8月、9月から勉強に本気で取り組んだら大阪大学に合格できますか？ 「化学が足を引っ張って模試で 大阪大学の合格判定がE判定だけど間に合いますか？」という相談を受けることがあります。

勉強を始める時期が高３の10月以降になると、化学の偏差値や学力が大阪大学の化学の合格ラインからあまりにもかけ離れている場合は現役合格が難しい場合もありますが、対応が可能な場合もございますので、まずは一度ご相談ください。

大阪大学に受かるには必勝の勉強法が必要です。化学はもちろんの事、化学以外の大阪大学の志望学部の入試科目全ての科目に対して、大阪大学に合格するために必要な学習カリキュラムを最短のスケジュールで作成し、大阪大学合格に向けて全力でサポートします。

以下、受験勉強を始める時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介しますのでこちらも参考にしてください。

大阪大学の化学以外の科目別対策勉強法

大阪大学の化学以外の他の入試科目別勉強法はこちらから見る事ができます。

• 地理対策
• 生物対策
• 物理対策
• 世界史対策
• 日本史対策
• 国語対策
• 数学対策
• 英語対策

大阪大学 学部別受験対策

大阪大学の学部別受験対策はこちらから見ることができます。

• 理学部
• 薬学部
• 法学部
• 文学部
• 人間科学部
• 歯学部
• 工学部
• 経済学部
• 基礎工学部
• 外国語学部
• 医学部

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化学の力をつけて大阪大学に合格するには、化学で合格ボーダーライン以上得点を取れるように、化学の入試傾向や現在の自分自身の化学の学力を踏まえて戦略的に勉強に取り組まなければなりません。 しかし、大阪大学合格に向けて予備校や塾に行く場合、化学だけ受講するにしても予備校代や塾代は高く、大阪大学の入試科目全てを受講する場合かなり高額になる所が多いようです。

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