大学受験対策いつから始める?学年・時期別の勉強のポイント
大学受験勉強を始める時期は早ければ早い方が有利です。ただ、始めるのが遅いからといって志望校合格をあきらめるのはまだ早いです。また、時期によって最適な勉強方法は変わります。高1~高3冬まで、時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介します。
大阪大学の数学対策
引用元:大阪大学ホームページ
※調査提供:日本トレンドリサーチ、調査概要:2022年4~5月 サイトのイメージ調査、調査方法: インターネット調査、回答者数:1000、実施対象:全国の男女 ※サービス(商品)の利用の有無は聴取しておりません。

本ページでは以下のことがわかります。
大阪大学の数学入試はどのような特徴があるのでしょうか。
これまでの阪大の数学科目の入試出題傾向を確認し、難易度や対策を紹介します。
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目次
大阪大学の数学にはどのような特徴があるのでしょうか。
阪大の数学試験の出題傾向について紹介していきます。
大阪大学の文系数学は、試験時間は90分で大問3題が出題され、出題範囲は数学I・数学A・数学II・数学B(ベクトル・数列)。
難易度は理系数学と違って、標準レベルの問題が多く出題されるので、教科書の徹底的な確認は必須となっています。
微分積分、図形と方程式、ベクトル、数列、確率は頻出ですが、特定の分野に偏らず幅広い分野から出題されます。苦手分野があると取りこぼしが起こりますので、対策が必要です。
証明問題がほぼ毎年のように出題されるため、対策は必須です。
複数の分野にまたがる融合問題が出題されることは理系と同様で、大阪大学数学の特徴の一つと言えるでしょう。
大阪大学の理系数学は、試験時間は150分で大問5題出題され、出題範囲は数学I・数学A・数学II・数学B(ベクトル・数列)・数学III。
計算量が多く、高度な計算力が必要とされます。
出題の中心は微分・積分(数Ⅲ)で、空間図形も頻出。5問中2~3問は数Ⅲからの出題です。基本的な内容についての深い理解を要する問題が多くみられます。また大阪大学の理系数学の特徴と言えるのは、数Ⅲの内容を含んだ、分野を横断した融合問題が多いこと。”この単元は出ない”というものは無いと考えた方がいいでしょう。
高度な問題把握力と、さまざまな角度から解法を考える思考力が必要とされます。
基礎を徹底的に身につけたうえで、応用力を高めるための訓練が必要です。
大阪大学の各学部の配点は以下の通りとなっています。
| 学部等 | 共通テスト | 国語 | 地歴公民 | 数学 | 理科 | 外国語 | 情報 | 合計 |
| 文 | 260 | 150 | (100) | (100) | 150 | 400 | ||
| 人間科学 | 630 | 200 | 200 | 200 | 600 | |||
| 外国語 | 235 | 100 | (100) | (100) | 300 | 500 | ||
| 法 | 600 | 200 | 0 | 200 | 0 | 200 | 0 | 600 |
| 経済 | 300 | 0 | 100 | 100 | 300 | |||
| 理 | 310 | 0 | 250 | 250 | 200 | 700 | ||
| 基礎工 | 325 | 0 | 250 | 250 | 200 | 700 | ||
| 工 | 325 | 0 | 250 | 250 | 200 | 700 | ||
| 医・医 | 500 | 0 | 500 | 500 | 500 | 1500 | ||
| 保健看護 | 625 | 0 | 100 | 100 | 200 | 400 | ||
| 放射線/検査 | 520 | 0 | 100 | 100 | 225 | 675 | ||
| 歯 | 470 | 0 | 300 | 300 | 300 | 1200 | ||
| 薬 | 425 | 0 | 250 | 250 | 150 | 700 |
※( )は選択
数学単体での合格最低点・平均点は不明ですが、令和6年度入試の学部ごとの合格最低点は下記のようになっています。
・総点:429.05
・共通テスト:178.72
・個別学力検査:212.00
・総点:777.00
・共通テスト:461.75
・個別学力検査:261.33
・総点:278.13
・共通テスト:79.74
・個別学力検査:189.66
・総点:581.50
・共通テスト:346.25
・個別学力検査:195.50
・総点:598.00
・共通テスト:347.25
・個別学力検査:216.50
・総点:490.76
・共通テスト:452.70
・個別学力検査:18.00
・総点:364.89
・共通テスト:42.75
・個別学力検査:314.40
・総点:398.68
・共通テスト:227.58
・個別学力検査:143.66
・総点:590.50
・共通テスト:205.00
・個別学力検査:343.25
・総点:578.00
・共通テスト:208.12
・個別学力検査:333.25
・総点:571.12
・共通テスト:214.87
・個別学力検査:324.00
・総点:591.37
・共通テスト:212.00
・個別学力検査:349.75
・総点:568.75
・共通テスト:216.00
・個別学力検査:319.00
・総点:1,404.00
・共通テスト:399.00
・個別学力検査:945.00
・総点:606.10
・共通テスト:406.50
・個別学力検査:147.00
・総点:618.55
・共通テスト:348.75
・個別学力検査:233.00
・総点:632.25
・共通テスト:349.25
・個別学力検査:232.00
・総点:993.00
・共通テスト:309.50
・個別学力検査:645.00
・総点:650.12
・共通テスト:305.87
・個別学力検査:315.25
大阪大学の文系数学は理系と違って、標準レベルの問題が多いので、基礎を固めて過去問対策をしていれば十分に合格点が狙えます。ただ、幅広い分野が出題されるので、苦手分野は作らないようにしておく必要があります。大問数が3つと少なく、苦手分野を放置していると大問を一つ丸々落としてしまう可能性もあります。教科書の内容・基本的な問題集は完全に理解しておくことが求められます。
年度によって難易度が変動するのが特徴で、難易度が低い年は多くの問題が基本問題で構成されていたりします。その分取りこぼしは許されず、基本的な内容はマスターし、ミスをしないことが求められます。基本問題でのミスが命取りになる可能性があり、基本事項の徹底は必須です。
合格するためには、共通試験で最低でも8割は必要。基本事項は徹底して身につけましょう。
大阪大学の理系数学は、高度な計算力·論理的思考力·推論力が要求され、難易度は高めです。年度によって難易度に差はあるももの、概ね高いレベル内での変動であり、基礎的なことをマスターできていなければ太刀打ちできないのは同じです。
まず教科書は完璧に理解し、共通テストで8割以上を取れることは必須ですが、それでようやくスタートラインに立てます。
ほとんどの問題が複数分野にまたがる融合問題で、また証明問題が多く出題されます。基本的なことはマスターしていることを前提として、いろいろな角度から解法を考える思考力や推論力が求められます。
例年、一題は難易度の高い問題が出される傾向にあるので、注意が必要です。
大阪大学の文系数学は、90分で大問3題。1題あたり30分程度ですが、時間内に全て解ききるのは難しいでしょう。素早くかつ正確な計算力を身につけ、解ける問題を確実に解く戦略が必要です。
試験時間は150分と比較的長めに設定されていますが、決して時間に余裕があるわけではありません。全5問のうち、前半の1〜3問には高い難度の設問が含まれることが多く、スムーズに解けるような易しい問題はほとんど見られません。解き切れそうな問題は確実に最後まで取り組み、難しい問題については途中まででも手をつけ、部分点を積極的に狙うことが重要です。
大阪大学文系数学は、複数分野にわたる融合問題が多く出題されます。証明問題が頻出するため、論理的に記述する力が求められます。
標準レベルの問題が多く出題されるため、基本の徹底は必須です。教科書や教科書準拠の参考書を活用し、基礎基本は確実に理解しましょう。
計算力を試される問題が多く出題されるため、計算力の強化は必須です。大阪大学文系数学では、ケアレスミスが命取りとなる可能性があります。正確かつ迅速に計算ができるよう、日頃からのトレーニングが求められます。
教科書や参考書は単元ごとの問題はほとんどのため、大阪大学数学の特徴である融合問題に備えるためには、受験用の問題集で演習を繰り返すことが必要です。
正解を見出してもそこに至る過程・内容を適切に記述できないと、得点の取りこぼしがおきます。特に証明問題をはじめとした論述問題には、論理的な思考力と合わせて記述力が必須。添削や模擬試験を活用してトレーニングを積み重ね、適切な回答を簡潔に記述できるようにしましょう。
幅広い分野が出題されますが、頻出する分野が存在するので、その対策はしておくのがベターです。微分積分、図形と方程式、ベクトル、数列、確率といった項目については、演習を繰り返しておきましょう。
大阪大学理系数学は、複数分野にまたがる融合問題が多く、証明問題が頻出で、論理的な解答を書くことが求められます。高度な計算力も求められ、総合的な力が試されます。
基礎基本がマスターできていなければ、大阪大学の理系数学には立ち向かえません。教科書および準拠の参考書を活用して基本事項は完全に理解しておく必要があります。
特に微分・積分を中心に、高度・正確でかつ迅速な計算力が求められます。計算力の獲得には近道はないため、日頃の地道なトレーニングが必要。また、模範解答の計算の仕方などから、効率的な計算方法を習得することで計算にかかる時間を圧縮する工夫も必要です。
正解を見出してもそこに至る過程・内容を適切に記述できないと、得点の取りこぼしがおきます。特に証明問題をはじめとした論述問題には、論理的な思考力と合わせて記述力が必須。添削や模擬試験を活用してトレーニングを積み重ね、適切な回答を簡潔に記述できるようにしましょう。
教科書や参考書は単元ごとの問題はほとんどのため、大阪大学理系数学の特徴である融合問題に備えるのは難しいです。受験用の問題集で演習を繰り返すことが必要です。
空間図形を始めとした図形に対する感覚は、ふだんから図形を描く・触れることで養えます。この感覚を養わずにいざ本番で図形問題にあたるというのは無謀です。ひごろから適切に図形が描けるトレーニングを積み重ねるとともに、図形を正確にイメージできる訓練も必要です。
大阪大学の数学は、文理ともに融合問題の出題が多く、数学に対する総合的な理解が求められます。理系数学は高度な計算力·論理的思考力·推論力が要求され難易度は高め、文系数学は標準レベルの問題が多く出題されますが、幅広い分野から出題されます。
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【文系数学】
大阪大学の文系数学は標準レベルの問題が中心で、基礎を固めて過去問対策を行えば合格点を狙えます。ただし、出題範囲が広いため苦手分野をなくすことが重要です。大問は3題と少なく、1問落とすと大きく影響します。年度によって難易度は変動し、基本問題が多い年はミスが致命的になるため、基本事項の徹底が必須です。共通テストで8割以上が目安です。
【理系数学】
大阪大学の理系数学は難易度が高く、高度な計算力や論理的思考、推論力が求められます。年度ごとに多少の変動はあるものの、全体としてレベルは高く、教科書の内容を完璧に理解し、共通テストで8割以上を取ってようやく土台ができます。複数分野にまたがる融合問題や証明問題が多く、深い思考力が必要です。毎年、難問が1題出題される傾向があるため、注意が必要です。
高校3年生の場合、現時点での学力や学習の中身にもよりますが、だいたい3000時間前後が必要です。
一日に換算すると毎日10時間は学校の勉強時間以外に学習時間を取る必要があるといえます。
そのなかで自分の得意不得意や現時点での偏差値などから、数学の学習にどれだけ振り分けるかを考えましょう。
【文系】
教科書や参考書を活用して、基本事項は完全に理解しておくことが必須です。解答仮定の既述も必要なので、理解するだけではなく論理だてて記述する力も求められています。
とくに難易度がさほどでもない年度の場合は、僅かなミスが命取りになります。基本事項を徹底し、計算ミスなどがないようにすることが求められます。
また、難度の高い問題も部分点をしっかりとれるようにすることも重要です。
【理系】
大阪大学の理系数学は、共通テストの配点が大幅に圧縮されます。「共通テストレベルの問題なら、解けて当然」という大阪大学の考え方がわかります。まず、教科書や教科書準拠の問題集は隅々まで理解できていることが求められます。
二次試験は、医学部なら85%、それ以外の学部は70%の点数を確保しましょう。手が付けられないほどの難問が出題されることはあまりありませんが、数Ⅲを中心に複雑で計算量の多い融合問題が出題されます。煩雑な計算が求められて高度な計算力が問われるなど、共通テストと比べて難易度はかなり高いのが特徴です。
大阪大学合格を2025年度(令和7年度)入試で目指す受験生のあなたへ。数学に苦手意識がある場合、受験戦略なしにただがむしゃらに数学を勉強しても大阪大学合格に必要な数学のボーダー点をとる事は出来ません。数学で合格点を取るためには、自分自身の今の数学の学力をしっかりと把握して、大阪大学の入試傾向と対策を踏まえた学習をする必要があります。
実は多くの受験生が現状の自分の学力レベルを把握できておらず、自分の学力レベルより高いレベルから受験勉強を始める傾向にあります。参考書や解説集、演習問題の選び方でもそうです。また、受験勉強では時間が命。限られた時間を有効に利用するためには正しい勉強方法で勉強を進めることが重要です。
じゅけラボ予備校の受験対策では、まず学力テストであなたの現状の学力レベルを数学だけでなく受験に必要な全ての科目で把握します。 そして、レベルに合った学習内容からスタートして大阪大学に合格するために必要な学習内容と学習計画でカリキュラムを作成し、数学だけでなく全ての入試科目別に正しい勉強法を提供します。
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大阪大学を目指す受験生から、「数学が全然できないのですが高3の夏休みや8月、9月から勉強に本気で取り組んだら大阪大学に合格できますか? 「数学が足を引っ張って模試で 大阪大学の合格判定がE判定だけど間に合いますか?」という相談を受けることがあります。
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以下、受験勉強を始める時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介しますのでこちらも参考にしてください。
大学受験勉強を始める時期は早ければ早い方が有利です。ただ、始めるのが遅いからといって志望校合格をあきらめるのはまだ早いです。また、時期によって最適な勉強方法は変わります。高1~高3冬まで、時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介します。
大阪大学の数学以外の他の入試科目別勉強法はこちらから見る事ができます。
大阪大学の学部別受験対策はこちらから見ることができます。
数学の力をつけて大阪大学に合格するには、数学で合格ボーダーライン以上得点を取れるように、数学の入試傾向や現在の自分自身の数学の学力を踏まえて戦略的に勉強に取り組まなければなりません。 しかし、大阪大学合格に向けて予備校や塾に行く場合、数学だけ受講するにしても予備校代や塾代は高く、大阪大学の入試科目全てを受講する場合かなり高額になる所が多いようです。
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| K塾 | S予備校 | T予備校 | じゅけラボ | |
|---|---|---|---|---|
| 入塾金 | 30,000円 | 30,000円 | 30,000円 | 0円 |
| 授業料 | 133,200円 | 126,800円〜218,800円 | 70,000円 | 16,280円〜 |
| その他費用 | ー | ー | 担任指導費:30,000円 模試費:12,000円 |
ー |
| 1年間の合計費用の目安 (季節講習を含む) |
100万円 | 100万円 | 70万円〜150万円 | 18万円〜 |
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