入試出題傾向・難易度・配点から
数学の勉強法を考察

2025年度までの九州大学の数学試験の出題傾向

2025年度までの九州大学の数学にはどのような特徴があるのでしょうか。

2026年度九州大学の数学試験対策のために九大数学の出題傾向について紹介していきます。

九州大学　数学試験の概要

九州大学の数学は、理系で150分、文系で120分で実施されます。

出題範囲は文系が数学Ⅰ・Ⅱ・A・B（数列）・C（ベクトル）、理系はさらに数学Ⅲを含む構成です。

理系数学

九州大学の理系数学は大問5つで構成され、試験時間は150分、全問記述式です。

出題範囲は数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲ。標準レベルの問題が中心ですが、計算力を求められる問題ややや難易度の高い問題も出題されます。時間的な余裕はあまりないでしょう。

最も対策すべきは最頻出となっている数学Ⅲの「微分積分」と「複素数平面」です。

「確率」と「ベクトル」も頻出なので力を入れて対策しておきましょう。

文系数学

九大の文系数学は大問４つで構成され（各大問５０点）、試験時間は120分、全問記述式です。

出題範囲は数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ、数学B「数列、ベクトル」です。

九大の文系数学は標準レベルの問題が中心で、微・積分法が必ず出題されます。また、整数、図形と方程式、確率、ベクトルは頻出です。

確率、整数、ベクトルはほぼ毎年出題されているので、対策しておきましょう。

九州大学　数学試験の配点

九大数学は、一般入試の二次試験のうち、かなり大きな配点比率を占めています。

例えば理学部数学科では共通テスト配点が450点、個別（二次）試験が700点で、得点率60～70％とすると、数学で7割前後の得点が必要となります。

特に理系学部では安定して高得点を撮ることが要求され、合格の鍵となります。 

九州大学　数学の合格最低点と平均点

九大の合格者の得点（前期）は、最高924.75点、最低758.25点、平均806.56点／1175点満点で、得点率でいうと7割前後が合格ラインの目安と考えて良いと思います。

たとえば理学部数学科の前期試験では、総得点（共通＋二次）1150点中、合格最低点は約712点で得点率は約62％、平均点は約765点で約66％。科目による得意不得意も加味しなければなりませんが、数学では7割を目指すのが合格への目安になるでしょう。

九州大学　数学の入試難易度

九大数学は近年は難化傾向にあり、2022年には一部問題が京都大学並みの難易度だったと指摘されました 。

とはいえ、大問は微積分・複素数平面・ベクトル・整数・確率など「出やすい単元」が中心で、標準的に解ける問題も多いのが特徴です。

難問対策をすることは必要ですが、数学にばかり時間をかけすぎず英語や理科でしっかり得点できるようにしておくなど、自分の得意不得意も加味して対策を立てましょう。

理系数学

極端な難問が出題されることは稀です。

いずれの学部も一題あたり３０分程度、見直し時間を含めるとそれ以下で回答する必要があり、けっして余裕はないと言えます。解ける問題とそうでない問題の見極めを素早く行い、確実に得点することが必要です。

文系数学

概ね標準レベルの出題で、一題あたり３０分程度の配分も同じのため、解ける問題とそうでない問題の見極めを素早く行い、確実に得点することが必要です。

九州大学　数学の時間配分

理系数学は150分ありますが、問題量と難易度を踏まえると自由度は少ないです。特に数Ⅲの大問に時間をかけやすく、数ⅠAⅡBを慌てて解いて失点を招く例もあります。

理想は、数Ⅲに75～90分、残りを他の問題に回すという配分です。

文系数学は上述通り概ね標準レベルの問題ですので、解ける問題とそうでない問題の見極めを素早く行い、確実に得点することが必要です。

九州大学に合格するための数学の対策と勉強法

理系数学

上述通り概ね標準レベルの問題が出題されますが、近年は難化傾向にあるため、注意が必要です。普段からやや高めのレベルの問題集・過去問を活用し、標準レベルの問題は確実に得点できるように、そして難易度の高い問題でも取れるところは確実に得点できるように演習を積むことが必要でしょう。

計算問題や証明問題に関しては十分に演習を積むとともに、わからない問題はそのままにせず確実に理解しておくよう準備しましょう。

九州大学の数学は、証明問題が出題される頻度が高めです。解答用紙のスペースが十分にあることから考えると、論理的でしっかりした回答を要求されていると言えるでしょう。日頃から論理的で見る人がわかりやすい解を記述するよう練習をしておきましょう。

文系数学

基本的には理系と同じ傾向で出題されます。とくに計算問題は文系にしてはかなりの計算力を必要とする問題が出題されることがあるため、十分な演習が必要です。

問題集・過去問で演習を積むことはもちろん、計算問題・証明問題の準備を十分にしておきましょう。大問１題あたり３０分弱しか時間がないため、素早い記述力が求められます。

2026年度入試の九州大学　数学入試対策プログラム

九州大学の数学は、国公立大学の二次試験の中では標準レベルの出題と言えます。

しかしかなりの計算力を要する問題が出題されたり、証明問題の出題もあり、時間内に確実のとくためには相応の読解力や計算力、記述力が求められます。そのためには現在の自分のレベルに合わせて最短の時間で効率よく勉強していく必要があります。

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よくある質問

九州大学合格を2025年度（令和7年度）入試で目指す受験生のあなたへ。数学に苦手意識がある場合、受験戦略なしにただがむしゃらに数学を勉強しても九州大学合格に必要な数学のボーダー点をとる事は出来ません。数学で合格点を取るためには、自分自身の今の数学の学力をしっかりと把握して、九州大学の入試傾向と対策を踏まえた学習をする必要があります。

実は多くの受験生が現状の自分の学力レベルを把握できておらず、自分の学力レベルより高いレベルから受験勉強を始める傾向にあります。参考書や解説集、演習問題の選び方でもそうです。また、受験勉強では時間が命。限られた時間を有効に利用するためには正しい勉強方法で勉強を進めることが重要です。

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九州大学の数学対策の勉強はいつから始める？

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勉強を始める時期が高３の10月以降になると、数学の偏差値や学力が九州大学の数学の合格ラインからあまりにもかけ離れている場合は現役合格が難しい場合もありますが、対応が可能な場合もございますので、まずは一度ご相談ください。

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以下、受験勉強を始める時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介しますのでこちらも参考にしてください。

九州大学の数学以外の科目別対策勉強法

九州大学の数学以外の他の入試科目別勉強法はこちらから見る事ができます。

• 日本史対策
• 世界史対策
• 物理対策
• 地理対策
• 生物対策
• 国語対策
• 化学対策
• 英語対策
• 地学対策

九州大学 学部別受験対策

九州大学の学部別受験対策はこちらから見ることができます。

• 農学部
• 医学部
• 歯学部
• 芸術工学部
• 薬学部
• 工学部
• 理学部
• 経済学部
• 法学部
• 教育学部
• 文学部
• 共創学部

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