入試出題傾向・難易度・配点から
数学の勉強法を考察

2025年度までの筑波大学の数学試験の出題傾向

2025年度までの筑波大学の数学にはどのような特徴があるのでしょうか。

2026年度筑波大学の数学試験の対策のために筑波大数学の出題傾向について紹介していきます。

筑波大学　数学試験の概要

筑波大学の数学は、大問6題の中から学類などによって問題が指定されます。学類などによって問題数は異なりますが、試験時間はいずれも120分です。

全問記述式で、証明・図示問題は頻出です。

全体的に標準レベルの問題が多く、難問・奇問の類は出ません。その分基礎力をしっかりと身に付け確実に点数を取ることが求められます。

文系数学

筑波大学の文系数学は標準的レベルの問題はほとんどなため受験生の間で差がつかないことが予想されます。そのため、合格には高い得点率が求められます。基礎基本を確実に習得し、ケアレスミスをなくして確実に得点を重ねることが必要です。

学類によって出題範囲が変わるため、自分が受験する学類の範囲をあらかじめ確認しておきましょう。

理系数学

筑波大学理系の数学では、極端な難問・奇問はほぼ出題されません。標準的な問題を確実に得点していくことが鍵になります。

大問は独立した小問ではなく、小問1の解答も使いつつ小問2を解くといった誘導形式となっているため、後半になるほど難しくなる傾向があります。

大問数のわりに時間がないため、大問の後半で時間がかかりそうであれば他の大問に移り、前半の小問だけでも確実に解答しておくという手段も選択肢としてもっておくことをおすすめします。

筑波大学　数学試験の配点

筑波大学の数学の配点は学群や学類によって異なります。

たとえば理工学群では、個別試験900点満点のうち数学が300点と約1/3を占め、配点の重みが高いことがわかります。

国際総合学類では200点とやや軽くなる一方で、共通テストでも数学ⅠA・ⅡBCが合計50点設定されており、全体の得点戦略に組み込む必要があります。

数学が高得点源となれば、他科目で多少失点しても合格圏内にとどまる可能性が高くなるため、自分の志望学類の配点バランスを把握し、得意不得意に応じてリソース配分を最適化することが求められます。

筑波大学　数学の合格最低点と平均点

筑波大学　数学の単体での合格最低点・平均点は公開されていません。

学群・学類ごとの合格最低点・平均点は下記の通り（総合点＝共通テスト＋個別試験）

学群	学類	総合点	合格者最低点	合格者平均点
人文・文化学群	人文学類	2,700	1,818	1,905.4
	比較文化学類	1,800	1,232	1308.9
	日本語・日本文化学類	※	※	※
社会・国際学群	社会学類	1,250	934	998.5
	国際総合学類	1,300	956	1,033.1
人間学群	教育学類	1,000	745	777.6
	心理学類	1,000	758	791.0
	障害科学類	1,000	728	773.4

生命環境学群	生物学類	1,800	1,293	1,370.6
	生物資源学類	1,800	1,248	1,306.8
	地球学類	2,000	1,391	1,459.6
理工学群	数学類	2,400	1,557	1,727.6
	物理学類	2,400	1,621	1,773.1
	化学類	2,400	1,705	1,809.1
	応用理工学類	2,400	1,654	1,745.2
	工学システム学類	2,400	1,644	1,760.1
	社会工学類	2,000	1,491	1,576.4
情報学群	情報科学類	2,500	1,845	1,986.1
	情報メディア創成学類	1,700	1,258	1,372.1
	知識情報・図書館学類	※	※	※
医学群	医学類	2,300	1,849	1,907.6
	医学類地域枠（全国）	2,300	※	※
	医学類地域枠（茨城）	2,300	※	※
	看護学類	1,700	1,083	1,169.4
	医療科学類	1,700	1,163	1,203.8

※ 合格者が10人以下の学群・学類については点数ご公表されていません。

合格するためには、おおむね、総合点で70％前後／以上を得点する必要があると言えるでしょう。

筑波大学　数学の入試難易度

理系

筑波大学理系の数学は、標準レベルを中心とした出題のため、難関国立大學（東大、京大や阪大など）ほどは難しくないといえます。

受験生間で点差がつかないと考えられるため、ケアレスミスは命取りになります。試験時間のわりに計算量が多いので、正確にかつ速く回答できるよう、演習が必要です。

文系

上述通り、標準的な問題がほとんどです。 合格者の平均得点率は7割程度となっており、高い得点率が求められます。ただ、証明問題がよく出るなど出題の形式や内容が文系数学の典型から外れることもあり、その点は注意が必要です。

難易度の割に解答時間には余裕があり、じっくりと正確な計算や論証を進めていける力が重要になります。

筑波大学に合格するための数学の対策と勉強法

理系数学

難易度の項目で記載したとおり、難問・奇問はほぼ出題されず、標準的な問題を、ケアレスミスを避け、いかに速く正確に解くかが鍵となります。また、全問記述式で証明問題が頻出なので、簡潔かつ正確に過程を記述する記述力も求められます。

標準的な問題集や参考書で練習を繰り返し、ミスをなくすことを心がけましょう。

また証明問題に関しては、わかりやすく簡潔に導出過程を記載する技術力を身に付けられるよう、トレーニングを行いましょう。

文系数学

筑波大学の文系数学は、さほど難易度の高い問題ではありません。共通テストレベルの問題がすらすらと解けるようになっていれば充分対応できます。

基礎的基本的な内容を確実に身に付け、標準的な問題が確実に解けるようにすることが何より大事です。

高い得点率での勝負になりますので、ケアレスミスを絶対にしないよう、練習段階から十分に注意していくことが求められます。

2026年度の筑波大学合格の数学入試対策プログラム

筑波大学の数学は上記記載している通り、理系・文系ともに標準レベルの問題が多く、基礎力をしっかりと身に付け確実に点数を取ることが求められています。とくに文系の場合は合格には高い得点率が必要で、ケアレスミスをしないことが必須です。

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よくある質問

筑波大学合格を2025年度（令和7年度）入試で目指す受験生のあなたへ。数学に苦手意識がある場合、受験戦略なしにただがむしゃらに数学を勉強しても筑波大学合格に必要な数学のボーダー点をとる事は出来ません。数学で合格点を取るためには、自分自身の今の数学の学力をしっかりと把握して、筑波大学の入試傾向と対策を踏まえた学習をする必要があります。

実は多くの受験生が現状の自分の学力レベルを把握できておらず、自分の学力レベルより高いレベルから受験勉強を始める傾向にあります。参考書や解説集、演習問題の選び方でもそうです。また、受験勉強では時間が命。限られた時間を有効に利用するためには正しい勉強方法で勉強を進めることが重要です。

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数学が苦手でやる気と自信をなくしている筑波大学受験生へ

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筑波大学の数学対策の勉強はいつから始める？

筑波大学を目指す受験生から、「数学が全然できないのですが高３の夏休みや8月、9月から勉強に本気で取り組んだら筑波大学に合格できますか？ 「数学が足を引っ張って模試で 筑波大学の合格判定がE判定だけど間に合いますか？」という相談を受けることがあります。

勉強を始める時期が高３の10月以降になると、数学の偏差値や学力が筑波大学の数学の合格ラインからあまりにもかけ離れている場合は現役合格が難しい場合もありますが、対応が可能な場合もございますので、まずは一度ご相談ください。

筑波大学に受かるには必勝の勉強法が必要です。数学はもちろんの事、数学以外の筑波大学の志望学部の入試科目全ての科目に対して、筑波大学に合格するために必要な学習カリキュラムを最短のスケジュールで作成し、筑波大学合格に向けて全力でサポートします。

以下、受験勉強を始める時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介しますのでこちらも参考にしてください。

筑波大学の数学以外の科目別対策勉強法

筑波大学の数学以外の他の入試科目別勉強法はこちらから見る事ができます。

• 倫理対策
• 地学対策
• 生物対策
• 化学対策
• 物理対策
• 地理対策
• 世界史対策
• 日本史対策
• 国語対策
• 英語対策

筑波大学 学部別受験対策

筑波大学の学部別受験対策はこちらから見ることができます。

• 芸術専門学群
• 体育専門学群
• 医学群
• 情報学群
• 生命環境学群
• 理工学群
• 人間学群
• 社会・国際学群
• 人文・文化学群

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数学の力をつけて筑波大学に合格するには、数学で合格ボーダーライン以上得点を取れるように、数学の入試傾向や現在の自分自身の数学の学力を踏まえて戦略的に勉強に取り組まなければなりません。 しかし、筑波大学合格に向けて予備校や塾に行く場合、数学だけ受講するにしても予備校代や塾代は高く、筑波大学の入試科目全てを受講する場合かなり高額になる所が多いようです。

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